沖縄・奄美が梅雨入り 平年より10日前後遅く 局地的に激しい雨のおそれ

21日(火)午前10時の那覇市内の様子 撮影=気象予報士 松澤まゆ

 きょう21日(火)昼前、沖縄気象台と鹿児島地方気象台はそれぞれ、沖縄・奄美が梅雨入りしたとみられると発表した。沖縄は平年に比べて11日遅く、昨年と比べて3日遅かった。奄美は平年に比べて9日遅く、昨年と比べて3日遅い梅雨入りの発表となった。

 梅雨前線の影響で、沖縄地方はあす22日(水)明け方まで、奄美は今夜遅くからあす(水)朝まで、局地的に雷を伴い激しい雨が降る見込み。宮古島地方はすでに大雨となっている所があるため、夕方にかけて引き続き土砂災害に警戒し、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に十分な注意が必要だ。

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値としていったん発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

© 株式会社ウェザーマップ