【独自】首都高3人死亡事故で逮捕のトラック運転手が風邪で高熱も「休めなかった」供述 元従業員「睡眠時間もろくにとれない」

埼玉県戸田市の首都高速で3人が死亡した玉突き事故で、事故を起こしたトラックの運転手が「休めなかった」と供述していたことがわかった。

この事故は首都高池袋線美女木ジャンクション付近で5月14日、トラックが渋滞の列に突っ込んで3人が死亡し、運転手の降籏紗京(ふりはた・さきょう28)容疑者が現行犯逮捕されたもの。

降籏容疑者は「当日は高熱があった」と話していて、車内から風邪薬も押収されていたが、その後の調べで「休めなかった」と供述していたことがわかった。

また、降籏容疑者が勤務する会社の元従業員がFNNの取材に応じ、勤務の実態を明かした。

元従業員は会社について、「いつかはこういうのはあるだろうなっていうのは正直ありました。無理な運行だったり、睡眠時間もろくにとれないような」と話した上で、「業界自体がそういう流れなので。そういう会社もたくさんあると思いますけどね」と話した。

警視庁は慎重に裏付けを進めているほか、勤務管理体制に問題がなかったかを調べている。

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