Granth Vanaik
[２０日 ロイター] - 米クルーズ船運航大手ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスは２０日、通期の調整後１株利益見通しを１．３２ドルから１．４２ドルに引き上げた。上方修正は過去３週間足らずで２回目となり、記録的なクルーズ船旅行需要と料金値上げが収益に寄与するとみている。
ハリー・ソマー最高経営責任者（ＣＥＯ）は「ミレニアル世代やＺ世代を含め、どの年齢層も（クルーズ船旅行に）回帰しようとする力強い意欲がある」と指摘した。
業界団体のリポートによると、今年はクルーズ船乗客数が約３４７０万人と、コロナ禍前の２０１９年の２９７０万人を約１７％も上回る見通しだ。
こうした中でノルウェージャンは先月、高まる需要に対応するため新たに８隻の購入注文を行った。
通期の売上高見通しは９０億ドル前後で、約８５億５０００万ドルだった昨年を上回ることになる。
