「襲われる」と思い込み犯行か 駐車場で男性をナイフで切りつけた疑い 自転車で全国行脚の男を送検 広島

20日、海田町の駐車場で偶然居合わせた男性をいきなりナイフで切りつけ逮捕・送検された男は、「襲われるかもしれない」と思い込み犯行に及んだことがわかりました。

殺人未遂の疑いで21日朝、送検された住所不明・無職の橋本哲郎容疑者は、20日午前1時45分ごろ、海田町南つくも町の駐車場で友人2人と一緒にいた20歳の男性の首を折り畳み式のナイフで切りつけ殺害しようとした疑いが持たれています。
男性は首を切られ病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。

警察によりますと、橋本容疑者は、当時、駐車場で寝ていたということで、近くで談笑する3人に「襲われる」と思い込み、犯行に及んだことがわかりました。
橋本容疑者は、ナイフで切りつけたことは認めていますが、「殺意はなかった」と容疑を一部否認しています。

橋本容疑者は、自転車で全国各地を旅していて、被害男性とは面識がなく、警察は、詳しい動機を調べています。

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