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去年3月、三条市で一家心中を図った男の裁判で、新潟地裁は、被告の男に懲役3年6ヵ月の判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、阿久津正美被告(73)は去年3月、自宅で次男の胸などを包丁で複数回刺して殺害し、さらに妻も刺して殺害しようとした罪に問われています。
小林謙介裁判長は「正常な心理が働いていたとは言えない」と指摘した一方で、「葬儀費用を用意するなど計画的に犯行を行った部分もある」として阿久津被告が犯行当時、心神耗弱の状態であったと認定。そのうえで、「自己中心的な犯行で極めて危険で悪質」などとして懲役3年6か月の判決を言い渡しました。