マイクロソフトが「Copilot+ PC」を発表、最先端のAI体験を実現するノートパソコン

by 松本 和大

米マイクロソフト(Microsoft)は、ノートパソコンにおける新たなカテゴリーの製品として「Copilot+ PC」を発表した。海外向けの発表で、6月18日以降、999ドル(約15.5万円)~で販売される。

Copilot+ PCの新製品として、「Surface Pro」「Surface Laptop」も発表された。また、エイサー(Acer)、エイスース(ASUS)、デル(Dell)、HP、レノボ(Lenovo)、サムスンといったメーカーからも、Copilot+ PCが展開される。

Copilot+ PCについて、マイクロソフトでは「これまでで最も高速で賢い」とアピール。40TOPS以上の処理性能や一日中使えるバッテリー性能、最先端のAIモデルへのアクセスにより、新たな体験が実現する。最初のCopilot+ PCは「Snapdragon X Elite」「Snapdragon X Plus」を備える。

AIワークロードの実行においては、最大20倍の性能と最大100倍の効率性を発揮。アップル(Apple)の15インチMacBook Airとの比較では、マルチスレッドの持続性能で最大58%上回り、ローカルのビデオ再生で最大20%バッテリーが長持ちするという。

デバイス上でローカルに実現する新しい体験として、パソコンで見たコンテンツがタイムラインになり、簡単に検索できる「Recall」などが用意される。リアルタイムでAI画像を生成する「Cocreator」や、翻訳機能「Live Captions」も利用できる。

すべてのCopilot+ PCはキーボード上に新しいCopilotキーを備え、すぐにAI機能を呼び出せる。今後は、OpenAIの「GPT-4o」を含む最新言語モデルにアクセスできるようになる予定。

「Surface Pro」「Surface Laptop」

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