災害時にパチンコ店の駐車場を一時避難所に 最大約3万9千台収容 三重県が協定結ぶ

By 三重テレビ放送

災害時に迅速に避難場所や駐車場などを確保することを目指し、20日、三重県と三重県警察本部、県内のパチンコ・パチスロ店などで構成される三重県遊技業協同組合の三者が、災害時に関する協定を結びました。

協定の締結式には三重県の一見勝之知事、三重県警察本部の難波正樹本部長、三重県遊技業協同組合の権田清理事長が出席しました。

式で権田理事長は「今回の協定締結を契機に業界の防災意識を高めるとともに、被災時には1人でも多くの県民の助けになれれば」と挨拶しました。

三重県・警察本部・遊技業協同組合の三者が災害時に関する協定を結ぶのは全国で7例目で、東海地方では初になります。

今回の協定締結を通じ、今後大規模な災害が発生した際には組合に所属する県内のパチンコ・パチスロ店あわせて77店舗の駐車場が一時避難場所として提供され、最大で約3万9千台の車を停めることができるほか、トイレや水道施設、非常用電源の提供なども行なわれる予定です。

権田理事長は「郊外のパチンコ店が多いので、災害時には広い駐車時に自由に車を停めていただいたり、備蓄している水や食料などを提供する。トイレも自由に使っていただきたい」と話していました。

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