大谷に“際どい”四球、直後に満塁被弾…6失点のきっかけに米実況は同情「証拠はこの通りです」

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

大谷が見切った低めの投球…ボール判定がビッグイニングに

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発すると、1点を追う3回に四球を選んで満塁に。この回フリーマンの満塁弾など3本塁打6得点の猛攻につながった。四球となった最後の1球への判定がきわどかったことから、相手の放送席は「厳しい判定」としてダイヤモンドバックス側に同情している。

きわどいボールを見極めて選んだ四球が、ビッグイニングにつながった。大谷は1-1で迎えた3回無死一、二塁で打席に立つと、カウント3-1から右腕セコーニの5球目、低めへの直球を見送った。球審はボールと判定し満塁となった。

これがゾーンギリギリのボールで、何とも微妙な空気に。米専門局「MLBネットワーク」の全米中継では、実況のマット・バスガーシアン氏が「四球で満塁です」と伝えると解説で元投手のダン・プリーサック氏が「かなり良い球でしたよ。オオタニは変化球を待っていたんでしょうね。ストライクゾーン下部に入っていたように見えました」と続けた。

さらにスロー映像が流され、バスガーシアン氏は「その通り。証拠はこの通りです。ダイヤモンドバックスにとってはつらい判定でした」と投手に“同情”している。

続くフリーマンが中堅に5号満塁本塁打。スミスも左中間にソロで続いた。この回先頭のエンリケ・ヘルナンデスが中堅に運んだ3号ソロと合わせ実に1イニング3本塁打だ。ドジャース打線の破壊力を見せつけると同時に、ダイヤモンドバックス側からすれば流れの怖さを思い知らされるイニングでもあった。

THE ANSWER編集部

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