北海道別海町の育成牧場で、子牛4頭が死んでいるのが見つかりました。
近くにはクマの足跡があり、警察は子牛がクマに襲われたとみて調べています。
子牛の死骸が見つかったのは、別海町中春別の育成牧場です。
21日午前8時ごろ、牧場の関係者が子牛4頭が死んでいるのを発見しました。
この牧場は牛舎のケージの中で子牛12頭を飼育していて、このうち3頭がケージから引きずり出された状態で死んでいて、もう1頭はケージの中で死んでいたということです。
このほかにも4頭がけがをしていました。
子牛用の牛舎の中には、クマの足跡が複数あったということです。
入口は、ビニール製のカーテンで仕切られていて、きのうの午後4時半時点では牧場関係者が子牛の無事を確認していました。
子牛に食べられた形跡はありませんが、警察は死骸の状況などからクマに襲われて死んだとみて警戒しています。
別海町の隣、標茶町などで66頭の牛を襲ったクマ「OSO18」が2023年7月、釧路町で駆除されています。