『虎に翼』新キャストに鷲尾真知子、高橋克実 平田満が岡田将生の父親役に

伊藤沙莉が主演を務めるNHK連続テレビ小説第110作『虎に翼』の新キャストとして、鷲尾真知子、高橋克実 平田満の出演が発表された。

2024年度前期、NHK東京が制作を務める本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描いたリーガルドラマ。NHKよるドラ『恋せぬふたり』で向田邦子賞を受賞、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京)などを手がけてきた吉田恵里香が脚本を担当する。

新たに発表されたキャストは3名。初代最高裁判所長官で、裁判官・星航一(岡田将生)の父・星朋彦役を演じるのは平田。寅子(伊藤沙莉)に自身の著作の改稿作業を手伝ってもらうことになり交流を深める。穂高重親(小林薫)とも親しく、老いてますます高い理想を語らう仲である。

鷲尾は、梅子(平岩紙)の姑・大庭常役を担当。弁護士一家としての大庭家の誇りを守ることを第一に考えている。梅子の長男・徹太も自ら育てあげ、梅子には子育てをさせなかった。いつも威厳を保ち梅子や孫たちに厳しくあたる。

新潟県三条市の弁護士・杉田太郎役には高橋が決定。弁護士である弟とともに、地域の事件を多く引き受けている。裁判所の職員とも懇意にしており、幅広い人脈を持つ。東京からやってきた寅子にも愛想よく振る舞うが……。

制作統括の尾崎裕和は、新キャストの3名について、「登場人物たちにはそれぞれに譲れない持ち場があります。最高裁判所・大庭家・新潟の三条、それぞれの場所の主(ぬし)とも言える人たちです。職場・家庭・地域、それぞれの場所を誇りを持って守る3人の所へ、寅子は自らの道を信じて突き進み、時にぶつかりあい時には心を通わせることになります」とコメントを寄せた。

コメント
平田満(星朋彦役)
“朝ドラ”は、いろんな時代のいろんな人物がお茶の間に登場するので、懐かしさと親近感があり、いつも楽しく見ています。今回は熱量とテンションの高い伊藤沙莉さんの、しかも裁判官のお話なので、期待も高まるばかりです。最高裁長官という、これまで演じた中でもっとも偉い人をやるのは荷が重いですが、ご覧になる方が気持ちよく一日を始められるよう、リラックスして臨みます。

鷲尾真知子(大庭常役)
いまの時代にもリンクしていて面白い!と思いながら拝見していた作品に出演できること、大変うれしいです。台本を読ませていただき、常さんが登場する昭和24年は、私の生まれた年でもあったのでご縁を感じました。物心ついたときに周りの大人たちに抱いていた感情、とくに祖母への想いを、この役をいただいて改めて思い出しました。あの時代に生き抜いていた女性たちの強さ、常さんと同じくらいの年齢の女性の匂いを表現できればいいなと思っております。

高橋克実(杉田太郎役)
まさかまさかの舞台が、わたしの生まれ故郷の新潟県三条市!しかも三条の弁護士役だなんて、ビックリしました。特に、今回楽しみにしているのが三条のことばなんです。
三条弁には、「らて」という可愛い語尾があって、「~です」を「~らて」と言うんですよ。
例えば、「そうです」は「そうらて」になって、「カフェラテです」は「カフェラテらて」に……。
この「らて」が、寅子の「はて?」に続いて流行って欲しいと期待しています!

尾崎裕和(制作統括)
今回発表した登場人物たちにはそれぞれに譲れない持ち場があります。最高裁判所・大庭家・新潟の三条、それぞれの場所の主(ぬし)とも言える人たちです。職場・家庭・地域、それぞれの場所を誇りを持って守る3人の所へ、寅子は自らの道を信じて突き進み、時にぶつかりあい時には心を通わせることになります。平田満さん、鷲尾真知子さん、高橋克実さんという、お名前を聞いただけで伊藤沙莉さんとのお芝居が楽しみになるみなさんの登場を、楽しみにお待ち下さい。

(文=リアルサウンド編集部)

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