ファンタジーホラー『男神』映画化決定! 主演は遠藤雄弥、共演に須田亜香里ら

映画『男神』に出演する(左から)遠藤雄弥、須田亜香里

遠藤雄弥を主演、須田亜香里を共演に迎え、井上雅貴監督による映画『男神』の製作が決定した。2025年秋の国内公開、海外映画祭への出品を目指す。

原作「男神」は、2020年に「日本(美濃・飛騨等)から世界へ!映像企画」にて入選し、YouTube超人気サイト「怖い話怪談朗読」にて朗読され、「今までで一番怖い話」と一躍注目を浴びた話題作。視聴者からの映像化への熱い期待を受け、オリジナルストーリーで撮影地となる日進市の協力により映画化が決定した。

縄文から続く荒ぶる神。年少の男子を生贄として捧げたことから、「男神」と呼ばれ、その実態は誰も知らず、伝説の神として言い伝えられていた。

新興住宅地の日星市、建設会社で働く和田は、建設途中で埋蔵文化財を見つける。その数日後、不思議なことが起こった。工事現場に深い穴ができ、街の少年、和田の息子も神隠しのようにいなくなってしまった。その穴の先には不思議な森に繋がり、美しい女性たちが着物や巫女の姿で男神を鎮めるための怪しげな儀式をしていた。息子がその森に迷い込んだことを知った和田は、その穴に入ることを決意する。

主人公・和田勇輝役には、『ONODA 一万を超えて』で鮮烈なインパクトを残した遠藤雄弥。「僕自身、ファンタジーホラーというジャンルの映画に携わるのは、初めてで、井上監督や共演者、スタッフの皆様と一緒に、どんな映画が出来上がるのか、今からワクワクしています。普遍的な家族愛というテーマも今作の注目すべき点だと思いますので、ファンタジックな世界観も相まって、見たことのない、皆様が楽しんでいただける映画が出来るのではないかと思っています」と意気込みを語る。

さらに、山下工務店の社長令嬢役を演じる須田亜香里をはじめ、カトウシンスケ、彩凪翔、沢田亜矢子、塚尾桜雅らが脇を固める。監督を務めるのは、『レミニセンティア』『ソローキンの見た桜』の井上雅貴。撮影は9月中旬より10月にかけて行い、日進市、下呂市縄文遺跡、飛騨高山の雄大な自然を背景もカメラに収める。

映画『男神』は2025年劇場公開。

遠藤雄弥須田亜香里らのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

遠藤雄弥

この度、映画『男神』で和田勇輝役を演じさせていただきます、遠藤雄弥です。僕自身、ファンタジーホラーというジャンルの映画に携わるのは、初めてで、井上監督や共演者、スタッフの皆様と一緒に、どんな映画が出来上がるのか、今からワクワクしています。普遍的な家族愛というテーマも今作の注目すべき点だと思いますので、ファンタジックな世界観も相まって、見たことのない、皆様が楽しんでいただける映画が出来るのではないかと思っています。日進市での撮影も楽しみで、味噌煮込みうどん、味噌カツ、きしめん…と共に、撮影に励みたい所存でございます(笑)。皆様、映画『男神』ぜひご期待下さい!

須田亜香里

日進市、市制30周年を記念した映画制作に携われること、とても嬉しく思います。大好きな地元愛知県の中でも日進市は実は私の出生地。一度も公表していなかったのですが、今回お話をいただき、なんと運命的なご縁なのだろうと感激しました。愛知県日進市の魅力や可能性を発信できるよう、全力を尽くします。楽しみにしていてくださいね。

井上雅貴(監督)

映画『男神』は幻想的な映像美と情感豊かな物語が古代の神話の世界へと誘います。しかし、神話には忘れ去られた恐怖も存在します。真に実力のある俳優陣が神話の深淵に潜む恐怖と対峙し、現代と異世界を交錯する物語が登場人物の複雑な心情を紡ぎます。映画館の暗闇で感じる美しい日本の神秘と恐怖の共鳴。映画に身を委ね、幻想と現実の狭間で心揺さぶられる感覚を味わってください。

■益田祐美子(プロデューサー)

世界市場も視野に入れたホラー映画の企画募集をしたところ、「男神」が準グランプリに選ばれました。残念ながら、原案者の八木商店さんは今年の2月に病気で他界。亡くなる直前の遺言は「古戦場の跡が宿る新興住宅地で、縄文時代以前の男神をテーマに必ず映画化してほしい」でした。小牧・長久手の古戦場城跡、愛知牧場、愛知池、五色園、市内5大学が魅力的で、日進市をメインロケ地に決めました。学生さんや多くの市民団体の皆様に協力してもらいながら、遊び心豊かに映画製作し、日進市を世界にPRしたい。

■近藤裕貴日進市長

日進市が市制30周年を迎えるタイミングで、映画『男神』のロケ地に選ばれたことを大変嬉しく思い、心より歓迎申し上げます。快適な住環境都市と自然美が融合した日進の良さが、どのような作品となってスクリーンに映し出されるのか、完成がとても楽しみです。映像を学ぶ学生や、市民の皆様にとってもロケ撮影に触れることができる素晴らしい機会になり、これから日進のまちを挙げて盛り上げてまいります。

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