生田斗真、映画「告白 コンフェッション」トークイベントに登壇“ヤン・イクチュンが本気で怖かった”

(C)2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/「告白 コンフェッション」製作委員会

「カイジ」の福本伸行と、「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじという日本漫画界が誇る黄金タッグによる原作コミック「告白 コンフェッション」が、生田斗真、ヤン・イクチュンの日韓実力派俳優W主演で実写映画化され、5月31日(金)に全国公開となる。

公開を約10日後に控えた5月20日(月)、死を覚悟した親友の最期の“告白”を聞いてしまった男を演じた生田斗真が都内で行われたトークイベント付き試写会に登壇した。「74分のアトラクションムービー」と評される作風にちなみ、Z世代の観客を招いた試写会を実施、イベントでは驚きの“告白”エピソードを生田が観客から聞き出し、大いに盛り上がる内容となった。

本編上映後のイベントに登場した、告白を聞いてしまった男・浅井啓介を演じた生田。前回の完成披露舞台挨拶では本作を「怪物級」と評したが、その真意について「いま映画をご覧になった皆さんが僕の目を見てくれない……。それがすべてを物語っています!」といい「座席から逃げ出したくなるような、もうやめて! という気持ちにさせてくれる映画になったと思います」と手応えを得ていた。

最凶演技を披露したヤン・イクチュンについては「本気で怖かったから、僕は何も役作りはしていません。イクチュンさんを見るだけでビクビク。イクチュンさんはテストに比べて本番時に演技が拡大するので、それを見て僕は『うわ! 始まった!』という気持ちに何度もさせられました。イクチュンさんによって僕の感情が引き出された気がしました」と大いに刺激を受けていた。

マキシマム ザ ホルモン担当の主題歌「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」(さついたいさつい)に、生田が“共犯”として参加していることも大きな話題となった。「顔が真っ赤っか」というリリックで人生初デスボイスを経験したという生田は「緊張しながらレコーディング現場に行ったけど、メンバーの皆さんが褒めてくれました。さらに嬉しいのが、休憩中に僕のいないところでスタッフの皆さんと『生田さんって凄い!』と話し合っている声が聴こえてくるのが嬉しかったです」と照れくさそうな笑顔を見せた。さらに、この夏に向けて「夏フェスの時期が始まるので、メンバーとどこかでやりたいねという話はしています」と予告した。

(C)2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/「告白 コンフェッション」製作委員会

極寒の遭難小屋を舞台にした映画だが、生田は「撮影は去年の今頃だったので暑かった。しかも遭難小屋は体育館の中に作ったセット。外でも暑いのに体育館は本当に暑くて、その中にある小屋はもっと暑かったです。そこに防寒着ですからね。でも、映画を観たら寒そうで……映画って凄いと思いました」と秘話を明かした。

そして、映画にちなみSNSで事前に寄せられた観客からの告白エピソードに対して質疑応答するコーナーを実施。「人生で一度もカップ麺を食べたことがない」という女性の告白に対して生田は「それはどういうこと? 一回くらいはあるでしょう?」と信じられない様子だったが、これからも食べることはないと宣言する女性に対して「めっちゃ我慢して守り抜いてきた事をたった一口で崩していいのか? という思いは分かります」と理解を示した。すると女性からは「雪山で遭難して、カップ麺しか食べるものがなければ食べるかも」と本作の内容にかけた見事な返しがあり、生田は「え? 仕込みの人!?」と気の利いたリアクションに驚きを隠せない様子だった。

また、「友人に貸した上着が5年くらい返ってこない」というエピソードに対して、生田も思い当たる節があるようで「最近、机の引き出しを整理していたら、初期プレステのメモリーカードが出てきました。そこには平仮名で大きく『まさき』と書いてあって……嵐の相葉(雅紀)君のだと思いました。相葉君に借りたメモリーカードが、ずっと借りたままで家にありました。20年以上は経っていると思います」と告白し、会場を盛り上げていた。

さらに、6年前から生田斗真ファンであることを告白したいという女性に、生田は「6年前から生田斗真のファンであることを今告白する……。なぜ6年間も黙っていたのか……そこだけ伺いたい」と苦笑い。しかし生田自身、隠れ生田斗真ファンが多いことを自覚しているそうで「街中で声をかけていただくことがありますが、皆さん『“陰ながら”応援しています』と言います……。表に出てきて欲しいです! 待ってます!」と切実に訴えていた。

最後に、主演の生田は「映画はどんな宣伝よりも、友達や家族への口コミが何よりも力になります。今日映画を観ていただいたみなさんにかかっています。この映画を沢山の方々に広げていただき、そして『告白 コンフェッション』がこれからの長い人生の中で大切な一本として残ってくれることを願っています」と呼び掛けていた。

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