イングランド代表に懸念…主将ケインは万全の状態でユーロ2024臨めず? 背中負傷で今季終盤欠場

バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケイン[写真:Getty Images]

今季ラスト2試合を欠場したバイエルンのイングランド代表FWハリー・ケイン。背中の状態があまり良くないようだ。イギリス『90min』が伝える。

今季トッテナムからバイエルンへ加入し、公式戦45試合で44得点12アシストと無双したケイン。やはりセンターフォワードとしての能力はピカイチで、30歳にしてキャリア初の国外移籍もまったく苦にしなかった印象だ。

しかし、ノースロンドン時代からチームタイトルと無縁の男は今季も…。個人レベルでブンデスリーガ得点王という大きな功績の一方、レバークーゼンに全て“持っていかれた”バイエルンはまさかの無冠に終わった。

さて、そんなケインだが、6月からイングランド代表の主将兼エースとしてユーロ2024へ向かうのが確実だが、背中のケガにより、ブンデスのラスト2試合を欠場している。

どうやらこのケガ、背中の状態があまりよろしくないようで、『90min』は「ユーロ2024のメンバー入りも怪しいのでは?」とレポート。バイエルンのトーマス・トゥヘル監督は最終節前に、ケインの練習復帰の目処が立っていないとも話していた。

「(CL準決勝2ndレグ)レアル・マドリー戦の時点で出場はギリギリだった。注射や治療を試みたが、背中が完全に腫れてしまっている。最初の状態から悪化し、日常のちょっとした動作でも炎症が起きてしまっている。練習は無理だ」

ドイツ『スカイ』いわく「ユーロ2024は間に合う」とのことで、少なくとも21日に発表されるイングランド代表の暫定メンバーには名を連ねる模様。

現イングランド代表のセンターフォワード陣は、1番手にケイン、2番手は今季アストン・ビラで公式戦19得点13アシストと本当に頑張ったFWオリー・ワトキンス。『90min』はケインの万全ではない状態を考慮し、「ワトキンスがケインの牙城を崩す可能性もある」と締め括った。

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