日本のエース・張本智和 サウジスマッシュを終えパリ五輪へ!中国撃破へ闘志を燃やす「良いシードを獲得するのが今やるべきこと」

【インタビュー】張本智和|https://youtu.be/IXZ6KPYwRs8

パリ五輪前の大きな大会「サウジスマッシュ」を終えた張本智和。

オリンピックまでまであと約2ヶ月。卓球男子日本代表のエースがインタビューに応じた。

Q.パリ五輪前の大きな大会 サウジスマッシュを振り返って

どちらも勝ち上がるところまでは勝ち上がれたんですけど、どちらも格上の選手、ダブルスでいえば中国。シングルスでいえば、フランスの選手。

そこを負けてしまったというのは、パリ五輪に向けて不安は多少あります。そこをしっかり考えて、課題に取り組みたいと思います。

Q.海外での連戦が続く中での コンディションについて

今のところすごく順調にきていて、東京五輪のときよりも順調に来てるかなと思います。

五輪が近づく中でプレッシャーを感じるようになると思いますし、その中で、もちろん卓球をやることも大事ですけど、できるだけ普段の生活を心がけたい。

やっぱり極限状態なってくるので、体が資本なので体とメンタルが揃ってこそ卓球だと思います。

しっかりいつも通りの日常をオリンピックまで過ごせていけたらいいのかなと思います。

Q.混合ダブルス 日本勢の連覇がかかる中で

もちろん先輩たちに続いて金メダルを取りたいって気持ちは強いです。

今世界で一番の中国のペアには一度も勝ててないです、本当に勝つのは簡単じゃないし、金を取るのはもっと簡単じゃないと思います。

やっぱり水谷隼選手と伊藤美誠選手も、東京五輪まで一度も勝てていなかった中国選手に勝てているので。

だからこそ自分たちもできると過信はしていないですけど、しっかりオリンピックの舞台で勝てるように、後悔のない準備と対策をして本番勝てるチャンスを見つけていきたいです。

Q.中国ペアに負けていないところ

全ての技術において、世界一のペアなので。

相手を崩せるとしたら、サービスレシーブの試合の入りの部分だと思います。

そこで相手を崩すことができれば、その後のラリーでも相手が崩れる可能性があると思うので。

全てはサービスレシーブで試合の流れというのは変わってくるのかなと思います。

Q.パリ五輪でメダルを獲るために超えていかなければいけない壁

やっぱりどの種目においても中国が一番強いですし、どの種目においてもなかなか勝てていないのも中国です。

金メダルを取りたければ、1回以上は勝たないといけない相手ですし、特に男子の場合は中国以外にも、強い選手、強い国がたくさんあります。

そういったライバルたちを上回るためにも、自分の課題をオリンピックまでに一つでも多く克服して向かわないといけないと思っています。

もちろん完璧な状態でオリンピックを迎えられるとは思わないですけど、できるだけ完璧に近づけるように、99%ぐらい自分の中で持っていけるように頑張りたいなと思います。

Q.日常的に意識していること

あまり失敗を恐れなくなったというか、日常的もそうですし、プレー中もそうですし。

試合中に負けそうになっても、負けることを怖がらなくなったというか、のびのびとプレーできるっていう部分が、最近はすごくあります。

勝ちたい勝ちたいと思いすぎず、日常的にも全てが思い通り行くわけではないので、思い通りいかないときにあまり自分に期待しすぎず。

流れに身を任せてみたりとか、そういう考えを持つことで気持ちを楽にプレーできるかなと思います。

劣勢の場面、リードされている場面でも、がむしゃらにやっても勝てないときってのは必ずあるので。

そういうときは相手のミスを誘ってみたりとか、無理して打ちすぎないとか、そういうことは今までいなかったことです。

そういうことが少しずつ大人になって、出来るようになってきたと思います。

Q.妹 張本美和選手について

世界ランキングでも僕の順位を超えてしまって、ほんの少し焦りとかはあるあるんですけど。

妹なので、100%応援できる存在ですし、これからも応援したいです。

やっぱり自分1人で戦うオリンピックではないなと思います。

もちろん団体の男子の仲間はいますけど、妹が一緒に出ることですごく気持ちも楽というか、自分の支えとなっています。

妹も僕もメダルを目指している中で、僕がとらなければ、兄弟でのメダルはないと思っています。

しっかり妹に負けないようにメダルを取って、2人で笑って大会を終えられるように頑張りたいです。

Q.パリ五輪の目標 今後取り組んでいくこと

まだ6.7大会ぐらい海外遠征があるので、そこで結果を残して、世界ランキングのポイントを稼いで、良いシード獲得するっていうのが今のやるべきこと。

しっかりそこをやりつつ、課題を明確にして練習することを繰り返して。そしたらもうあっという間にオリンピックが来ると思うので。

東京五輪のときよりも伸び伸びとしたプレーをパリで皆さんにお見せできるように頑張りたいです。

■サウジスマッシュ2024

・トーナメント表

・試合結果・日程

・ライブスコア

・試合映像

© 株式会社テレビ東京