東京都心28.9℃ 今年一番の暑さ 週後半にかけても気温高い 体調管理を

東京の週間予報(ウェザーマップ)

 きょう(火)は東日本の太平洋側や西日本で晴れて、午前中から早いペースで気温が上がった。四国や九州を中心に30℃を超えた所があり、東京都心でも今年一番の暑さを観測している。あす22日(水)以降も気温の高い状態が続く地域が多く、東京など関東は24日(金)ごろに最も暑くなりそうだ。熱中症など、健康管理にいっそう注意が必要となる。

各地で気温上昇

21日(火)午後2時30分までの最高気温(ウェザーマップ)

 強い日差しの影響で、きょう(火)は太平洋側を中心に気温が上がっている。特に、四国や九州で気温が高く、日田(大分)と江川崎(高知)、さつま柏原(鹿児島)で32.7℃、熊本市や佐賀市でも32.2℃と各地で今年一番の暑さとなった(午後2時半現在)。東京都心は午前9時台に25℃を超え、午後1時半すぎに今年最高となる28.9℃を観測した。これまでの晴天に比べて空気が湿り気を帯びて、雨の季節がそう遠くないことを実感させられる。

週後半にかけても暑い

28日(火)にかけての天気と最高気温(ウェザーマップ)

 あす(水)も、関東から西は25℃以上の夏日の所が多く、九州北部は30℃前後まで上がる見込み。東京都心はきょう(火)より低い25℃予想だが、やはり昼間は半そでの方が過ごしやすい見通し。23日(木)は夏日の範囲が東北北部まで広がり、西日本や東海、関東は湿気の多さを肌で感じる一日となりそうだ。

熱中症予防のポイント(ウェザーマップ)

 関東や東海は24日(金)が暑さのピークで、内陸を中心に30℃前後まで上がる見込み。気温が上がるぶん、日中は空気が少し乾く予想だが、この時季の強い日差しは注意が必要だ。屋外での作業や運動は、喉が渇く前に水分を補給したり、できるだけ日なたを避けるなど体調管理が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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