2024年NFLスケジュール:有利なチームトップ10

NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

先週に2024年のNFLスケジュールが発表されたところで、以下に最も有利な日程を組まれた10チームを挙げてみた。このリストに載っているほとんどのチームは、自分たちよりも格上の相手と対戦する機会が少ない。もちろん、すべてのチームに完璧な条件が用意されたわけではない。全体的に厳しいスケジュールを免れたチームもいれば、特定の試合の順番が理想通りになったチームもいる。

第1位

アトランタ・ファルコンズ

スケジュールの強度:.453(31位タイ)バイウイーク:シーズン第12週

ファルコンズは2023年に比較的戦いやすいスケジュールを組まれていたにもかかわらず、それを活かすことができなかった。その結果、チームは7勝10敗に終わり、アーサー・スミスがヘッドコーチ(HC)の職を追われた。後を継いだアーサー・モリスHCは、カーク・カズンズが昨季8試合の出場にとどまったアキレス腱のケガから復帰し、新人のマイケル・ペニックスJr.がバックアップを務めることができれば、クオーターバック(QB)の状況がより安定した中で戦えるだろう。ペニックスJr.を全体8位で指名したことに周囲は驚いたが、ファルコンズがこのオフシーズンに行ってきたその他の取引は、ほぼすべてが即戦力になることを狙ったもので、今年のスケジュールはその助けとなるはずだ。ファルコンズは、ディフェンディングチャンピオンのカンザスシティ・チーフスをはじめ、昨シーズンにプレーオフ進出を果たしたチームとの試合が6つ組まれている。とはいえ、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の全チームと同じように、シーズン中に9回目のホームゲームが予定されているなど、今季は全体的にやりやすいスケジュールと言えよう。

ファルコンズは2023年シーズンに最も勝率の低かったチームと対戦する。毎年状況は変わるとは言え、相手の弱点に目を向けずにはいられない。モリスHC率いるファルコンズは、アウェーでの試合でワシントン・コマンダースのジェイデン・ダニエルズ、デンバー・ブロンコスのボー・ニックス、ミネソタ・バイキングスのJ.J.マッカーシーといった3人の新人クオーターバックと対戦する可能性があり、さらにニューヨーク・ジャイアンツ、シアトル・シーホークス、ラスベガス・レイダースもQBに不安を抱えるチームと言っていいだろう。カレンダー上のアウェーの試合を見れば、フィラデルフィア・イーグルスを除き、10勝を狙えるような強豪チームがいないことは一目瞭然だ。

ひとつ懸念があるとすれば、ホームでのピッツバーグ・スティーラーズ戦、アウェーでのイーグルス戦(マンデーナイト)、そしてホームでのチーフス戦という開幕からの3連戦だろう。0勝3敗でシーズンをスタートさせるのは縁起が悪いが、スティーラーズがチームの攻撃コーディネーター(OC)となったスミスをアトランタに連れて来るとあって、厳しい競争やリベンジの楽しみがモチベーションになるかもしれない。もうひとつ興味をそそるリベンジ戦は、カズンズが古巣バイキングスの本拠地で戦うシーズン第14週の試合だ。その後の4試合は、2024年のNFLドラフトで全体13位までに指名を行ったチームとの対戦が続き、ファルコンズはレイダース(アウェー)、ジャイアンツ(ホーム)、コマンダース(アウェー)、そしてカロライナ・パンサーズ(ホーム)と対戦してレギュラーシーズンを締めくくる。

第2位

ロサンゼルス・チャージャース

スケジュールの強度:.478(27位タイ)バイウイーク:シーズン第5週

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区でプレーするのは楽なことではないが、ジム・ハーボーがNFLに戻ってきたことは、チャージャーズのスケジュールにおけるそういった部分に対応するのに役立つはずだ。チャージャーズには、ボルティモア・レイブンズ(ハーボー対決の最新版となる)やシンシナティ・ベンガルズとのホームゲーム、クリーブランド・ブラウンズやスティーラーズ、チーフスとのアウェーゲームといった試練に加え、東海岸への2度の遠征(ファルコンズ戦とニューイングランド・ペイトリオッツ戦)が控えている。それ以外については明らかな落とし穴があまりない状態だ。

ここ数シーズン、チャージャーズはアウェー戦が得意なチームではなかったものの、今年はアウェー戦がかなり良い感じに組まれている。コスト削減を理由にベテラン選手と決別した後でさえも、カンザスシティでの試合を除けば、チャージャーズが勝てる見込みが薄いアウェーゲームは1つもない。

チャージャーズはシーズン初戦にホームでレイダースと対戦し、敵地に赴いてパンサーズおよびスティーラーズと対決した後に、シーズン第4週にロサンゼルスで初めてチーフスと対峙する。最初の3つの相手はいずれも昨季に得点面で苦しんでおり、2024年シーズンに向けてもオフェンス面に不安を抱えているため、この部分はチャージャーズにとってかなり有利だと言えよう。また、シーズン最後の3試合(ブロンコス戦、ペイトリオッツ戦、レイダース戦)もなかなか良さそうだ。

最も厳しいのはシーズン第11週から第15週だ。その5試合のうち3試合がホームで行われるのは救いだが、チャージャーズはベンガルズおよびレイブンズとホームで対戦した後に、ファルコンズおよびチーフス(サンデーナイトフットボール)と敵地で戦い、その翌週にタンパベイ・バッカニアーズを迎え撃たなければならない。この日程を良い形で乗り切れば、チャージャーズはハーボーHCの就任初年度にプレーオフ返り咲きを果たせるかもしれない。

第3位

シンシナティ・ベンガルズ

スケジュールの強度:.502(16位タイ)バイウイーク:シーズン第12週

4チームすべてが優勝争いに加わりうるAFC北地区は激戦区となっているため、ベンガルズのスケジュールの魅力は限定的なものになっている。特に、2023年シーズンの序盤に出遅れ、クオーターバック(QB)ジョー・バロウがケガで離脱したことを踏まえるとそう言えるだろう。とはいえ、全体的に見れば、バロウはかなり有利なスケジュールが組まれている中で復帰することになりそうだ。

ベンガルズはシーズン初戦でペイトリオッツと対決。この試合でジェロッド・メイヨはペイトリオッツのヘッドコーチとしてデビューを飾り、新たなQBも登場する見込みだ。カンザスシティでチーフスと対戦するシーズン第2週と、レイブンズを迎え撃つシーズン第5週には、それぞれ厳しい試練が待ち受けている。ベンガルズはシーズン第3週と第6週にプライムタイムの試合も控えているが、その相手はそれぞれコマンダース(ホーム)とジャイアンツ(アウェー)であり、シーズン第4週に組まれているのはパンサーズ戦だ。

今季のベンガルズには厳しい時期がいくつかあるものの、シーズン第10週に敵地で行われるレイブンズ戦といった重要な試合の多くはうまく分散されている。

ベンガルズは昨季、結果としてリーグの中でも特に厳しいスケジュールに直面しただけではなく、バロウがシーズンの半分ほどを欠場したにもかかわらず、何とか9勝を挙げている。今オフシーズンにトレードを要請したワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズとディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンが期待通りの活躍をし、ほんの少し運が味方すれば、ベンガルズが立ち直り、再びタイトル争いに加わるようになることは容易に想像できるだろう。

第4位

シカゴ・ベアーズ

スケジュールの強度:.467(29位タイ)バイウイーク:シーズン第7週

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区はリーグ屈指のディビジョンになりつつあるとはいえ、重要なシーズンを迎えるベアーズにはかなり有利なスケジュールが組まれている。QBケイレブ・ウィリアムズは順調な離陸とともにNFLデビューを果たせるはずだ。ベアーズは(奇妙なことに)シーズン最初の3試合でAFC南地区のチームと対戦する。刷新されたテネシー・タイタンズを迎え撃つシーズン第1週は良い試合になるだろう。敵地に赴いて挑むシーズン第2週のヒューストン・テキサンズ戦は実力試しの良い場となるはずだ。シーズン前半には他にも、ホームで臨む第4週のロサンゼルス・ラムズ戦や、ロンドンで行われる第6週のジャクソンビル・ジャガーズ戦など、興味深い試合が予定されている。

それ以降は? シーズン後半のスケジュールもかなり良い感じだ。ベアーズは感謝祭の日に敵地で重要なデトロイト・ライオンズ戦に臨む前に、3試合連続でホームゲームを実施する。さらに、シーズン第14週にサンフランシスコ・49ersと対戦した後、中部標準時ゾーンを離れることもない。

全体的に見ると、テキサンズや49ersとの厄介なアウェー戦に加え、厳しい地区対決もある。ライオンズ、グリーンベイ・パッカーズ、バイキングスとの6試合をどう乗り切るかが、ベアーズの成功を左右するはずだ。また、それによって2011年シーズン以降で3度目のプレーオフ進出を果たすか否かも決まる可能性がある。しかし、ベアーズが本当に成長していれば、望みが薄い状況でもホームゲームの全試合と、ホームチームに指定されているトッテナムでのジャガーズ戦に勝つ可能性は少なくともあると言えるだろう(大胆な意見かもしれないが!)。明らかに五分五分、あるいは負ける可能性が高い試合もあるとはいえ、すべてを考慮すると、今季のNFLで最もホーム戦が楽なチームであることは間違いない。近年で最も期待されているシーズンに、ベアーズにはポストシーズン進出のチャンスが十分にある。ウィリアムズが早い段階で高いレベルのパフォーマンスを発揮すれば、その可能性はさらに高まるだろう。

第5位

ニューヨーク・ジェッツ

スケジュールの強度:.505(12位タイ)バイウイーク:シーズン第12週

フランチャイズを決定づけるシーズンが迫っている今、ジェッツには根拠のある合理的かつ楽観的な見方がある。ジェッツが最終的に失敗するか成功するかの大きな要因の1つは、QBアーロン・ロジャースになるだろう。特に昨年の無残な展開を考えれば、長年のジェッツファンが神経質になるのは容易に想像できる。

昨季のNFC王者サンフランシスコ・49ersにロードゲームで挑むシーズン第1週以降、ジェッツは第6週に、昨年の荒れた開幕戦の舞台となったメットライフスタジアムで行われる、バッファロー・ビルズとのマンデーナイトフットボールでの大一番まで、勝ちやすい試合ばかりが待ち受けている。それ以外では、短い準備期間を経てハロウィーン当日にホームでヒューストン・テキサンズを迎え撃つ試合を除き、第12週のバイウイーク前にはそれほど心配すべき試合はない。ロジャースが健康であれば、ジェッツはタフな試合をいくつか落としても、プレーオフ進出争いに食い込むはずだ。

第10週に組まれたアリゾナ・カーディナルス戦の後、ジェッツは残りのシーズンに再びミシシッピ川を渡ることはない。ホームゲーム4試合、シーズン後半のバイウイーク、第14週(マイアミ・ドルフィンズ戦)と第15週(ジャクソンビル・ジャガーズ戦)のフロリダ州における連戦、ビルズとの2回目の対戦に臨むべくバッファローへの短距離移動がある。また、ジェッツは西海岸を本拠地とする2チーム(シアトル・シーホークスとロサンゼルス・ラムズ)をアメリカ東部時間13時に行われるホームゲームで迎え入れる点も有利だ。

AFC東地区は引き続き魅力的な戦いが期待されるが、全力を投じるジェッツを見逃してはいけない。ジェッツはかなり有利な状況にある。

第6位

ニューオーリンズ・セインツ

スケジュールの強度:.453(31位タイ)バイウイーク:シーズン第12週

セインツの可能性について世間の注目は比較的控えめだが、今季はひっそりとした形で、チームにとって大きなシーズンが形作られつつある。昨シーズンを9勝8敗で終えたにもかかわらず、デニス・アレンHCとQBデレック・カーの将来はこのシーズン次第で左右されるかもしれない。とはいえ、2年連続で、日程はかなり好条件のようだ。

セインツは第2週から第5週にかけての厳しい期間を乗り切る必要がある。この間に、ダラス、アトランタ、カンザスシティ(この試合はプライムタイムで行われる)への遠征と、ホームでのイーグルス戦が控えているのだ。もし、セインツがこれらの試合で五分の成績を収められれば、良い走り出しと言えるだろう。12月のグリーンベイ遠征は決して楽しいものではなく、セインツは昨シーズン第3週にランボーで起きた第4クオーターの崩壊の雪辱を果たすことを目指す。

シーズン後半のスケジュールは全体的に好ましいものになっている。第12週のバイウイークは良いタイミングであり、第10週以降はホームゲームが5試合、アウェーゲームが3試合のみとなる。セインツは2023年には比較的楽なスケジュールを最大限に活かせなかったかもしれないが、今季はそれを巻き返すチャンスがあるはずだ。

第7位

インディアナポリス・コルツ

スケジュールの強度:.491(21位タイ)バイウイーク:シーズン第14週

コルツは現在、やや苦境に立たされており、短縮されたルーキーシーズンを経験したQBアンソニー・リチャードソンを中心にチームを構築することで、さまざまな結果が生じる可能性がある。リチャードソンがコルツを17試合以上率いる能力があるかどうかは不明であり、シーズン序盤のスケジュールがリチャードソンの準備具合を試すことになる。最初の4試合のうち3試合がホームを舞台としているが、テキサンズ、パッカーズ(於グリーンベイ)、ベアーズ、スティーラーズという厳しい相手が待っている。次に続く5試合のうち4試合がアウェーとなっており、ジャガーズ戦、タイタンズ戦、ドルフィンズ戦(ホーム)、テキサンズ戦、バイキングス戦といった困難な試合が続く。その直後にはビルズ、ジェッツ(アウェー)、ライオンズという強敵を相手にする3連戦が控えている。

インディアナポリスがこの厳しい期間を乗り切れば、シーズンの終わりには驚くほど順調なスケジュールが待っている。コルツは第13週にペイトリオッツとアウェーで対戦した後、第14週のバイウイークを挟み、デンバー・ブロンコス戦(アウェー)、テネシー・タイタンズ戦(ホーム)、ニューヨーク・ジャイアンツ戦(アウェー)、第18週にはホームでジャクソンビル・ジャガーズと対戦する予定だ。

全体を通してみても、それほど厳しいスケジュールではない。タフな序盤と合計9試合のアウェーゲームがあるものの、コルツは移動時にタイムゾーンを1つ以上越えることはなく、より厳しい非カンファレンス戦のいくつかはルーカス・オイル・スタジアムで行われる。

第8位

デトロイト・ライオンズ

スケジュールの強度:.509(11位)バイウイーク:シーズン第5週

正真正銘のスーパーボウル出場候補であるライオンズにとって、特に厳しいスケジュールが待ち受けているわけではない。NFC北地区の試合はどれも接戦になるはずだし、カウボーイズ、テキサンズ、49ersといったプレーオフクラスとのアウェーゲームも控えている。昨シーズンの成功により、ライオンズはテレビ業界でもてはやされるチームとなり、プライムタイムでの5試合が組まれるなど、期待値は高まっている。

しかし、昨シーズンにカウボーイズと49ersにアウェーで大敗を喫したライオンズは、この2チームに対する遠征試合には十分な準備と強いモチベーションをもって臨むはずであり、昨季のリベンジのチャンスとなるだろう。加えて、注目の一戦はすべて日程がうまく分散しており、ホームでの試合がほとんどとなっている。そのホームゲームとは、第1週(ラムズ戦)、第4週(シーホークス戦)、第10週(テキサンズ戦)、第14週(パッカーズ戦)、第17週(ナイナーズ戦)だ。

確かに、早い段階でのバイウイークは少し残念かもしれないし、ライオンズは3セットのアウェー2連戦を控えている。しかし、サンクスギビングデーに行われるホームでのベアーズ戦を除けば、ライオンズには短期間での連続試合はほとんどない。また、毎年恒例の対戦相手の変更を考慮しても、ほとんどの対戦相手については十分に慣れ親しんでいる。

ライオンズは初のスーパーボウル出場を果たせるだろうか? もし今季に果たせなかったとしても、スケジュールのせいにはできないだろう。

第9位

マイアミ・ドルフィンズ

スケジュールの強度:.488(24位タイ)バイウイーク:シーズン第6週

ドルフィンズは2023年シーズンにリーグで最も有利なスケジュールの1つが組まれていたことで、明らかに不本意な結末を迎えたとはいえ、9勝3敗のスタートを切った上で11勝6敗とかなり良い成績を残した。今年も同じように有利なスケジュールが組まれているが、昨季と同じような、あるいはそれ以上の成績を残すことはできるのだろうか。

AFC東地区が弱体化していることに加え、ドルフィンズは比較的楽なホームゲームに恵まれている。ホーム戦の中では49ersとの一戦がドルフィンズにとって最大の試練になるだろう。テキサンズやブラウンズ、パッカーズが2023年シーズンに収めた成功を維持、あるいはそれを上回ることを目指す中、アウェーでの9試合はより厳しいものになりそうだ。

ジャガーズおよびビルズとのシーズン序盤の2試合は良い試金石となりそうだが、ドルフィンズはいずれもホームで戦う。ビルズはシーズン第2週の木曜日に実施される試合に向けてすぐに切り替える必要がある。シーズン第6週にバイウイークを迎えるのは理想的とは言えないが、シーズン第12週までは特に大きな問題はなさそうだ。

厄介なのはシーズン終盤だ。感謝祭の日にグリーンベイでパッカーズと対戦した後、ドルフィンズはジェッツを迎え撃ち、テキサンズと敵地で戦い、またホームに戻って49ersと対決する。その後、ブラウンズおよびジェッツとのアウェー2連戦をもってシーズンを締めくくる予定だ。

ドルフィンズのスケジュールは有利なものだと感じられないかもしれない。また、昨シーズン終盤に次々と強豪チームと対戦したイーグルスがどうなったかは周知の事実だ。しかしながら、2023年シーズンを経て、マイク・マクダニエルHCがシーズン終盤にチームをうまく維持する方法を考えるのに時間を費やしていなかったとすれば、驚きだ。ファンは今季、マクダニエルHCが何らかの解決策を見出したかを間違いなく知ることになるだろう。

第10位

ヒューストン・テキサンズ

スケジュールの強度:.526(4位タイ)バイウイーク:シーズン第14週

テキサンズのスケジュールが有利だと主張しようとは思わない。実際のところ、有利ではないからだ。かなり印象的な対戦が組まれていることは何カ月も前から分かっていた。しかし、試合順が判明した今、テキサンズのスケジュールは予想されていたものほど悪くないと言えるかもしれない。

テキサンズはシーズン第1週に、復帰戦に臨むQBアンソニー・リチャードソンが率いるコルツと対戦する予定だ。続くシーズン第2週(ベアーズ戦)と第3週(バイキングス戦)では新人クオーターバックとの対決が続く可能性がある。シーズン中盤、第7週(敵地でパッカーズと対戦)からシーズン第13週(敵地でジャガーズと対戦)にかけては状況がやや険しくなりそうだ。

本格的に厳しいスケジュールに直面するのは12月で、それにはシーズンを左右しかねない11日間が含まれている。ドルフィンズ戦(ホームで臨む)、チーフス戦(土曜日に敵地で臨む)、レイブンズ戦(チーフス戦を終えて本拠地に戻った4日後のクリスマスに臨む)が連なっているのは間違いなく大変だ。しかし、テキサンズはシーズン第14週のバイウイークを大いに活用し、それに向けてきちんと準備を整えるだろう。

今シーズンにテキサンズがプレーオフに返り咲く道は平坦ではないものの、司令塔を務めるC.J.ストラウドとデミコ・ライアンズHCにとっては、予想よりも少し楽な道のりとなるかもしれない。

【RA/KO/R】

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