目黒蓮と松村北斗の同期が7月期新ドラマで“シングルファーザーかぶり”人気格差にも注目

7月期のフジテレビ“月9枠”にて、Snow Man目黒蓮が主演を務めるドラマ『海のはじまり』が放送されることが発表された。目黒にとってフジテレビでの連続ドラマ出演は2022年の『silent』以来で、月9ドラマの出演は初。脚本の生方美久、プロデュースの村瀬健など、『silent』のチームが制作を担当する。

今回の月9で目黒が演じるのは、大学時代の恋人との間に女の子が生まれていたことを7年後に知ることになる青年。その恋人の死をきっかけに娘と出会い、心を通わせながら父親になろうとするシングルファーザー役だ。

同じく7月期にTBS系火曜ドラマで放送される『西園寺さんは家事をしない』にて、4歳の娘を育てるシングルファーザーを演じるのが、SixTONESの松村北斗だ。ひうらさとるによる同名漫画を原作とする同ドラマでは、主人公のバリキャリ独身女性を松本若菜が演じる。

4月期では“記憶喪失”のキャラクターが登場する地上波ドラマが5作も放送されるなど、“内容かぶり”が話題となっているが、7月期においても“シングルファーザーかぶり”が起きるという展開。さらにいえば、Snow ManとSixTONESという、旧ジャニーズ事務所から同時にデビューしたライバルグループの人気メンバーが同じクールの別ドラマでそれぞれシングルファーザーを演じるというのも、異例と言えるだろう。

「時代を反映した内容になるのが連続ドラマなので、多少の設定のかぶりがあるのは仕方ないこと。しかし、同じ事務所のライバルグループのメンバーが、同時期に似た設定の役を演じるというのは聞いたことがないですね。ただ、目黒さんの『海のはじまり』はシリアス、松村さんの『西園寺さんは家事をしない』はコメディ色が強くなりそう。一応は差別化ができているとは思います」(ドラマ関係者)

とはいえ、ライバル関係にあるスノストの2人が同じシングルファーザー役を演じるとなれば、視聴率やネットでの評価などで比較されるのは避けられないだろう。

現在、旧ジャニーズ事務所内での人気No.1グループと言われているのがSnow Man。そして、グループ内でも特に人気が高いメンバーが目黒蓮だ。だからこそのプレッシャーも大きいはず。さらにいえば、多くの視聴者に支持された『silent』のチームが手掛けるとなれば、期待値もかなり大きくなる。『海のはじまり』に求められるクオリティーはかなり高くなっており、そのハードルを飛び越えるのは簡単ではない現実もあるのだ。

「『海のはじまり』において不安な材料は月9枠ということ。2024年の月9では、1月期の『君が心をくれたから』、現在放送中の『366日』と、比較的暗めな恋愛ドラマが放送されていますが、いずれもあまり評判が良くない。『海のはじまり』もおそらく近いテイストのものになりそうで、悪い流れをそのまま引き継いでしまう可能性もあるでしょう」(同)

現在人気絶頂の目黒にとっては、意外と厳しい戦いになりそう。ここでもしも大コケでもしようものなら、そのキャリアに傷がついてしまうかもしれない状況だ。

一方の松村が出演する『西園寺さんは家事をしない』については、『海のはじまり』ほどハードルが上がっていないのも事実。それほど期待されていないからこそ、仮にコケてもダメージは少なく、“当たったら得するだけ”という状況とも言える。

「同じシングルファーザー役として比較されて、損をする可能性が高いのは、目黒さんの方でしょう。グループの勢いを保つためにも、目黒さんにとっては“絶対にハズせないドラマ”になりますね。裏を返せば、SixTONESにとってはここで松村さんが良い結果を出せれば、Snow Manとの間にある人気の差を埋められるかもしれない」(同)

7月期は、シングルファーザーかぶりの2つのドラマに注目だ。

© 株式会社サイゾー