日本時間５月21日、米公式サイト「MLB.com」では有識者43人によるMVP模擬投票の最新結果を公開した。各投票者は現在の各選手の成績だけでなく、シーズンの残り試合で何が起こるかを予想したうえで投票することを求められている。各投票者が１位から５位までを選び、１位５ポイント、２位４ポイント、３位３ポイント、４位２ポイント、５位１ポイントで集計。ア・リーグはフアン・ソト（ヤンキース）、ナ・リーグはムーキー・ベッツ（ドジャース）が１位となり、現時点での「MVP最有力候補」の座に君臨している。
ア・リーグはソトが43人中28人から１位票を獲得し、明確なフロントランナーとなっている。オフにＦＡを控える今季は、ここまで49試合に出場して打率.316、11本塁打、37打点、４盗塁、出塁率.415、OPS.966をマーク。四球（33）が三振（32）を上回るなど、球界有数の選球眼のよさも健在だ。本塁打王争いを繰り広げるカイル・タッカー（アストロズ）とガナー・ヘンダーソン（オリオールズ）が２位と３位に入り、５月に入って急激に調子を上げているアーロン・ジャッジ（ヤンキース）が４位、走攻守にわたるオールラウンドな活躍を見せているボビー・ウィットJr.（ロイヤルズ）が５位となった。
ナ・リーグは43人中23人から１位票を獲得したベッツがトップだが、大谷翔平も18人から１位票を獲得し、トップのベッツに迫っている。もしチームメイトがMVP投票の１位と２位に入った場合、2000年ジャイアンツのジェフ・ケントとバリー・ボンズ以来24年ぶり。ベッツと大谷のどちらが受賞してもフランク・ロビンソンに次いで史上２人目の両リーグMVP達成となる。残りの１位票を１票ずつ獲得したウィリアム・コントレラス（ブリュワーズ）とエリー・デラクルーズ（レッズ）が３位と４位にランクインし、本塁打と打点でリーグ二冠王のマーセル・オズナ（ブレーブス）が５位に入った。また、トップ５圏外ではあるものの、今永昇太（カブス）にも票が入っている。
MVP模擬投票の最新結果は以下の通り。
◆ア・リーグ
１位 フアン・ソト（ヤンキース）１位票28
２位 カイル・タッカー（アストロズ）１位票６
３位 ガナー・ヘンダーソン（オリオールズ）１位票２
４位 アーロン・ジャッジ（ヤンキース）１位票３
５位 ボビー・ウィットJr.（ロイヤルズ）１位票２
その他の得票者
サルバドール・ペレス（ロイヤルズ）１位票１
アドリー・ラッチマン（オリオールズ）
ライアン・ジェファーズ（ツインズ）１位票１
ホセ・アルトゥーベ（アストロズ）
ホセ・ラミレス（ガーディアンズ）
スティーブン・クワン（ガーディアンズ）
マーカス・セミエン（レンジャーズ）
セス・ルーゴ（ロイヤルズ）
◆ナ・リーグ
１位 ムーキー・ベッツ（ドジャース）１位票23
２位 大谷翔平（ドジャース）１位票18
３位 ウィリアム・コントレラス（ブリュワーズ）１位票１
４位 エリー・デラクルーズ（レッズ）１位票１
５位 マーセル・オズナ（ブレーブス）
その他の得票者
ブライス・ハーパー（フィリーズ）
アレック・ボーム（フィリーズ）
ロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス）
今永昇太（カブス）
フェルナンド・タティスJr.（パドレス）
ケテル・マルテ（ダイヤモンドバックス）
ジュリクソン・プロファー（パドレス）
レンジャー・スアレス（フィリーズ）
ディラン・シース（パドレス）
フレディ・フリーマン（ドジャース）
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