鈴木紗理奈 富士山ローソンの黒幕設置に疑問「もったいない!SNSでバズらせるのは難しい」観光地化を提案

 鈴木紗理奈

 女優の鈴木紗理奈が21日、TBS「ゴゴスマ」に出演。山梨県富士河口湖町が、コンビニの屋根の上にのっているような富士山を撮影できると訪日客らが多く集まる写真スポットに巨大な黒い幕を設置したことに疑問を投げた。

 幕が設置されたのは、「ローソン河口湖駅前店」前の道路を挟んだ歩道。コンビニと富士山のコラボがSNSでバズり、撮影に訪れる観光客が激増した。しかし撮影のために道路を横切る危険行為や無断駐車といったマナー違反が続出し、地元住民から町に苦情が相次いでいた。町は警備員を配置し、多言語の注意書きを設置するなどしたが改善されず、歩道に高さ約2.5メートル、幅約20メートルの黒い幕の設置に踏み切った。

 番組では、幕を設置する様子や、完成した幕を現地から実況中継した。鈴木は「この対策、すごいもったいないと思う。SNSでバズらせるのって、難しい。たまたま外国人の人が見て、世界中に広めてくれている。利用して、掃除の人を増やすとか、そしたら雇用も生まれるし。結局イタチごっこで、ここで撮れなくなっても、ほかに移動して…やから、そういうことじゃなくて、根本的な対策を…。プラスに変える方向に考えられないのかなと」と観光地に転用すべきと述べた。

 キャスターの石井亮次から「たとえば?」と具体的な対策案を求められると「人を雇う」「ごみ拾いの人も」「警備員を増やして」と立て続けに提案したが、石井はすべてに「やりました」と突っぱね「プラスに変えるアイデアが僕には思いつかない」と解決の困難さを示した。

 ますだおかだの岡田圭右は「コンビニと富士山のコラボって、どこかええの?」と外国人の感覚に理解が及ばないことを吐露した。

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