相鉄/横浜市「ゆめが丘ソラトス」129店舗が7/25オープン

相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントは5月21日、相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅前の大規模複合商業施設「ゆめが丘ソラトス」(横浜市泉区)の開業日が7月25日に決定したと発表した。

<ゆめが丘ソラトス>

横浜市泉区で最大規模となる同施設は、約24ヘクタールに及ぶ「泉ゆめが丘地区土地区画整理事業」のエリア内に建設された。相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅直結「ゆめが丘ソラトス 1」には、127店舗が出店。家電大型店「ヤマダデンキ テックランド」と駐車場で構成される「ゆめが丘ソラトス 2」、店舗と広場の「ゆめが丘ソラトス 3」がつながっている。

<3つの建物で構成>

全体で関東初出店(11店舗)、横浜市初出店(20店舗、関東初出店と重複あり)などを含む、129店舗が出店する。

<129店舗が出店>

ゆめが丘周辺にある自然豊かで農業が盛んな地域資源を豊富に生かし、「食」「アクティビティー」「教育・文化」など、さまざまな体験ができる交流型商業施設を目指す。

1階は食の体験を通じて生活者と地域をつなぐフロア、2階はファッションやライフスタイルを中心としたフロア、3階はフードコートに加え、関東初の最新設備「ScreenX」を備えた全10スクリーンの大型シネマコンプレックス「109 シネマズ」が登場する。

<そうにゃんぱーく>

また、地域コミュニティーのベース(ハブ)となる施設を目指し、幅広いニーズに応える交流空間を設置。屋上には相模鉄道キャラクター「そうにゃん」がモチーフの遊具をそろえた広場「そうにゃんぱーく」(約3000m2)を展開する。

■1階に食と交流「FOOD CIRCLE」、マルシェ、レストラン

1階には、地域の生産者とのさまざまな交流や触れ合いにより、いつ訪れても新鮮な発見や、旬を感じられる「FOOD CIRCLE~Eat locally and seasonally~」が登場。相澤良牧場で愛情たっぷりに育った元気な牛から搾った、安全・安心で新鮮な牛乳を使用したスイーツや SC 初となる新商品「バウムクーヘン」を販売する「Augusta MilkFarm(オーガスタミルクファーム)」がオープンする。

そのほか、関東・横浜市・SC初出店の神奈川県産の小麦「ぼくらの小麦」を使用したベーカリー「GoutGout(グーグー)YUMEGAOKA」、クラフトビール醸造所「YUMEGAOKA SUNDAY BREWING」がそろう。

同じく1階には、こだわりある旬の食材に、「知る・食べる・買う」がテーマの「ゆめが丘マルシェ」を開設する。

「そうてつローゼン」、関東・横浜市・SC初出店のオーガニック食品などを扱う「Ito Denwa」、「カルディコーヒーファーム」、「久世福商店」、「北海道うまいもの館」、冷凍食品専門店「FROZEN JOE’S」などがオープンする。

1階のレストランコーナー「SORATOS DINING」は、藤沢の人気店・隠れ里車屋の新業態「Kurumaya Grill」、ニコカンパニーの新業態「Loco’s Moco’s」、関東・横浜市初出店「Pier’s BAKERY」、横浜初出店「お好み・もんじゃ 清十郎」といった多彩な店舗をラインアップしている。

2階には、ユニクロ、GU、無印良品、TSUTAYA BOOKSTOREなどが出店予定だ。

<FOOD STATION>

3階に、全9店舗・約70席からなるフードコート「FOOD STATION」をオープン。併設する「station view terrace」は、相鉄線の電車が走る様子や、晴れた日には富士山を眺めることもでき、外の眺望を見渡しながら食事が楽しめるという。

<station view terrace>

「マクドナルド」、「Pepper Lunch」、「マロリーポークステーキ」、ラーメン「どうとんぼり神座」、鶏料理「鶏山劇場」、マグロ丼「花板食堂 ISHIKAWA」、ラーメン「玉」、クレープの「ジェラフル」、韓国料理スンドゥブがメインの「東京純豆腐」が出店する。

さらに、地域交流スペースとして、1階にシェアキッチン、2・3階には催事・セミナーなどに使用できる交流空間2部屋を用意している。

災害時には、大規模地震などの災害や緊急時には、地域の防災拠点として、そうてつローゼンと連携のもと、早期に営業再開する取り決めや、食品や飲料を提供するなどの協力を行う。

災害などで電気が通らなくなった場合でも、中の飲み物を取り出せる「緊急時飲料提供ベンダー」を導入。「緊急時飲料提供ベンダー」は、サントリービバレッジソリューションと伊藤園の協力のもと、災害時や緊急時には無償で飲料を提供する(約20台設置予定)。

<宅配ロッカー>

そのほか、モバイルオーダーシステムを通じて、施設内の店舗商品(対象商品は一部限定)を受け取れる宅配ロッカーをゆめが丘駅改札すぐの位置に設置することで利便性を向上させる。

また、自動配送ロボットとモバイルオーダーシステムを掛け合わせた商品配送サービスも実施する。公道も走行可能なCartken(カートケン)社製の自動配送ロボットと、スカイファームが運営する「NEW PORT」をシステム連携し、顧客がアプリから同施設内対象店舗の商品を注文すると、自動配送ロボットが指定した場所までその商品を配送する。

<自動配送ロボット>

自動配送ロボットはエレベーターの乗降も可能なため、同施設の屋上を除く1階から3階部分での自動配送を想定。今後、段階的に配送範囲を拡大し、公道・住宅施設を含む24ヘクタールに及ぶ同エリア内での実用化を目指す。

自動配送ロボットの商業施設での本格導入は日本全国で初の取り組みだという。

■ゆめが丘ソラトス
所在地:泉ゆめが丘地区土地区画整理事業施行地区センター地区内(横浜市泉区)
着工日:2022年12月1日
開業日:2024年7月(予定)
街区面積:約4万3000m2
延床面積:約9万6800m2
店舗面積:約4万2700m2
店舗数:129店舗
規模:地上3階建、地上1階建+屋上駐車場、立体駐車場棟
事業主体:相鉄アーバンクリエイツ・相鉄ビルマネジメント

■ゆめが丘ソラトス特設サイト
https://www.yumegaoka-soratos.com/

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