食費3万円台の人がスーパーでの買いもの前に必ずやっていること3つ

節約するときに一番初めに頭に思い浮かぶのが「食費」。そこで、実際に食費予算をキープしている家庭は、どんなことをして節約生活を送っているのでしょうか?

今回は、家族4人で食費3万円台をキープしている調理師のおおつかはじめさんに、スーパーに買い物に行く前に必ず行っていることを教えてもらいました。

冷蔵庫・パントリーのチェック

欠かせない作業の一つが冷蔵庫・パントリーのチェックです。当たり前かもしれませんが、行く前に必ず行うことで、「買いすぎ」を防ぐことができます。レストランや飲食店でも行われる「棚卸」と同じことで、これはプロも行っていることの一つですね。

我が家は冷蔵庫横にホワイトボードを設置して、家族みんなでなくなったものをすぐに書き込めるようにしています。これだけで「買い忘れ」や「二重買い」を防げておのずと食材管理ができるようになり、ロスも減ってきますよ。

買い物リストをつくる

上記の「チェックする」ことと似ていますが、チェックをしたうえで、「今日はこれを買おう」とメモすることが大事です。

不足食材の他に、今週は忙しいから冷凍食品をストックしよう、麺類を多めに買おう…など、ある程度の食材に目星をつけて、買い物メモをつくることがおすすめ。魚は2品、お肉は1品、野菜は5種類…などと、きっちりでなくてもOK。実際にスーパーで出合った安い食材や旬なものを買えるように、余裕を残しておくこともポイントです。

ざっくりと献立をつくる

買い物に行く前にざっくりとですが、献立も一緒に立てるようにしています。買い物は週末に行くことが多いので、月曜日から金曜日の平日分だけの【ざっくり献立】を用意します。

「月水金は肉料理にしたいから、豚バラと鶏手羽を購入しよう。火曜は麺類で、木曜日はカレーかな?」と考えると、カレールーやパスタ、場合によってはパスタソースも購入しようなどと、組み立てられます。すると、買い過ぎが防げるようになりました。

スーパーを回りながら好きなようにあれもこれも買っていると必ず予算オーバーしてしまうので、【ざっくり献立】に合わせた買い物を心がけています。

食費を押さえるコツは「ロスを出さないこと」

「冷蔵庫・パントリーのチェック」「買い物リストをつくる」「ざっくりと献立をつくる」の3点から繋がることは、【いかにロスをださないか】ということです。せっかく購入した食材をムダにすることは、お金をムダにすることと一緒。

食費を減らす努力も必要かもしれませんが、まずは、買い物をするところから見直してみるといいかもしれません。

◼︎執筆/おおつかはじめさん…2018年にアウトドアに魅了され、年間5回以上家族でキャンプに行くアクティブママ。10年のレストラン勤務経験のある調理師でもあり、その経験を生かしたアウトドア飯も発信。インスタグラムは@hazime1106。
編集/サンキュ!編集部

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