宝塚 雪組・一禾あおら2人が21日付で退団

 宝塚大劇場

 宝塚歌劇団は21日、同日付で中堅男役スター・一禾あお(いちか・あお)、2年目の清見ひかり(きよみ・ひかり)の退団を発表した。

 「ベルサイユのばら フェルゼン編」の東京公演の千秋楽の10月31日付で雪組トップスター・彩風咲奈(あやかぜ・さきな)の退団はすでに発表されているが、娘役スターの野々花ひまり(ののはな・ひまり)、希良々うみ(きらら・うみ)、有栖妃華(ありす・ひめか)、103期の聖海由侑(せいみ・ゆう)の退団も合わせて発表された。

 一禾は京都出身で、2016年に入団の102期。初舞台から7年目までで上演される新人公演では主人公に次ぐ主要な役を、本公演でもトップスターの兄弟を演じた。昨年12月に開幕した大劇場公演も全休演、4月には「ベルサイユのばら」全日程休演を発表していたが、再び大劇場に戻ることなく退団。昨年9月30日に宙組の103期の娘役が転落死した翌日に、宝塚バウホールで行われた「宝塚舞踊会」の出演が最後となった。

 東京公演で退団する野々花は2013年初舞台の99期生。新人公演やバウホールでのヒロインを次々と演じ、本公演でもヒロインに次ぐ重要な役を演じてきた。

 「ベルサイユのばら」宝塚大劇場公演は7月6日~8月11日、東京宝塚劇場は8月31日~10月13日。

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