真矢ミキ、運動嫌いは宝塚時代に理由あり「やるべきことは全部“あの階段”でやってきた」

イベントに登壇した真矢みき【写真:ENCOUNT編集部】

現在は「ウォーキングと、用事をあえて作って歩くようにしたり」

俳優の真矢ミキが21日、都内で行われた映画『九十歳。何がめでたい』(6月21日公開)の完成披露舞台あいさつに出席。運動は「嫌い」と話す真矢は、その理由について「やるべきことは全部“あの階段”でやってきた(笑)。前半で体を使った」と述べ、宝塚歌劇団時代を回顧した。

ファンから「ダイエットしたいのに食べてしまう」との悩みが寄せられると、真矢は「私も食べるのが好きなので永遠のテーマ。その戦いが60年続いている。飲んだり食べたりしたら動くって感じでしょうか」と助言した。しかし、真矢自身は運動せず「嫌いなんです」とキッパリ。

「やるべきことは全部“あの階段”でやってきた(笑)。羽とかいろんなものを背負って揺れてきた。アフリカと言われたらアフリカンになったし、いろんな人になっていろんなことやってきた。もうね、前半で体を使ってきた」と笑いを交えて語り、「だからいまはウォーキングと、用事をあえて作って歩くようにしたり、2つ前のバス停で降りて歩いたり、地道なことをやっています」と紹介した。

また、真矢は「宝塚に入ることと俳優になること、この2つの職業が1番きついと思っていた。自分とは1番遠い世界だと思っていたけど、両方ともやっているので私自身おめでたいなって(笑)。(学生時代)同級生に『雨の中号泣している女優がいたの、つらそ~』『カーニバルじゃないのに羽つけていたの、つらそ~』って言っていたの」と苦笑いで振り返っていた。

昨年11月に100歳を迎えた作家・佐藤愛子氏のベストセラーエッセイ集が原作。日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いを綴った本作を、90歳を迎えた草笛光子を主演に実写映画化する。舞台あいさつにはそのほか、草笛、唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、LiLiCo、メガホンをとった前田哲監督も参加した。ENCOUNT編集部

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