沖縄・宮古島で大雨 冠水で乗り捨てられる車両 スーパー臨時休業も 空港で観測史上最大100ミリの雨

 【宮古島】沖縄県宮古島市で21日未明から明け方にかけて大雨が降り、各地で道路が冠水した。同市平良東仲宗根添の市熱帯植物園近くの道路では道路や空き地など広範囲にわたり冠水し、動かなくなった車両が乗り捨てられていた。

冠水した道路に乗り捨てられた車両=21日午後1時過ぎ、沖縄県宮古島市平良東仲宗根添

 宮古島地方では午前2時58分に大雨警報(浸水害・土砂災害)が発表され、市は一部地域に「高齢者等避難」を発令。市役所総合庁舎1階に避難所を開設した。同8時54分に浸水害、午後2時6分に土砂災害が解除された。

 同市平良下里のサンエー宮古島シティは大雨による浸水で臨時休業となった。宮古空港では午前3時27分までの1時間で、観測史上最大の100ミリの雨が降った。大雨警報(浸水害)発表中、伊良部大橋は通行止めになった。(宮古支局・當山学)

臨時休業するサンエー宮古島シティ=21日午後1時過ぎ、沖縄県宮古島市平良下里

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