落札率は98.8%…こども園の入札でも価格漏えいか 塩田金次郎前町長を再逮捕 福島・石川町

福島県石川町の官製談合事件で逮捕された塩田金次郎前町長ら3人について、警察は、町のこども園の整備の入札でも予定価格を漏らしたなどの疑いで再逮捕しました。

官製談合防止法違反などの疑いで再逮捕されたのは、石川町の前の町長・塩田金次郎容疑者(76)です。

警察によりますと、塩田容疑者は、去年、石川町が発注した認定こども園の整備の入札で予定価格を業者に漏らし、落札させた疑いが持たれています。

また、工事を落札した土木会社の元役員・添田保雄容疑者(63)と元社員・関根徳夫容疑者(69)も、競売入札妨害の疑いで再逮捕されました。

町によりますと、この工事の予定価格はおよそ1億7600万円で、入札には5社が参加していて、添田容疑者らが勤めていた会社は、最も安い1億7380万円で落札し、落札率は98.8%でした。

塩田容疑者ら3人は、町発注の道路工事でも予定価格を漏らしたなどの罪で21日、起訴されました。

警察は、捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしておらず、金品の受け渡しが行われていなかったか調べています。



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