亡き人への思いがあふれ…いつもと違う舞の“お言葉返し”に「めっちゃ泣ける」「心にしみる回」『花咲舞が黙ってない』

5月18日に日本テレビ系土曜ドラマ『花咲舞が黙ってない』の第6話が放送された。本作は、地位なし権力なし怖いものなしの花咲舞が、弱い立場の人たちのため、銀行内の悪事に真正面からぶつかっていく痛快爽快エンターテインメント。

（※以下ネタバレ含みます）

臨店を終えた後に向かった寿司屋で、常連客の谷原道代（宮崎美子）から、とある相談を受けた花咲舞（今田美桜）と相馬健（山本耕史）。5年前に病気で亡くなった娘・奈保子（堀田茜）が持っていた産業中央銀行の銀行口座内で死後、なぜか何千万円ものお金が動いているというのだ。もし、悪いことに使われていたとしても、「娘の生きた証として何が起きていたのかを知りたい」という道代の思いを受け、舞は、その口座の謎を調べることに。

奈保子が亡くなる直前まで働いていた、ヘブン製薬では、もやもや病という脳の病気の新薬を開発していたが、5年前に出資会社に裏切られ、新薬の開発を成し遂げられないまま倒産していた。社長で研究者の平岡（田村健太郎）は行方がわからないという。舞たちは似たような薬を開発中の「ブレインリーチ」というベンチャー企業の代表・香坂（猪塚健太）に平岡のことを聞きに行くが、明らかに何か隠すような態度で—。

舞たちが帰った後、香坂はこっそり誰かに電話をかけて「銀行の奴らがヘブン製薬のことを嗅ぎ回っている」と話す。その相手は、舞たちが探していた平岡だった…！

再びブレインリーチを訪れた舞と相馬は、香坂に“奈保子さんの口座を誰が何のために使ったのかを教えてほしい。お母様から相談されて調べている”と事情を説明する。すると香坂は5年前の出来事を語りだした。5年前、会社の倒産に追いやられた平岡だったが、実は親から引き継いだ遺産があった。香坂は、その遺産を返済に充てずに開発費にして、新会社を作ってそこで薬の開発を続けることを提案。そこで奈保子が、足がつかないよう自分の口座を使ってほしいと申し出たのだが、お金を移す前に亡くなってしまった。しかし、奈保子の遺志を受けて資金は彼女の口座に移し、香坂が代表となって、再び平岡が開発を陰で行う会社、ブレインリーチを立ち上げた…というのが事の顛末（てんまつ）で—。

平岡が奈保子の恋人だと感じた舞は、数日後、平岡に「道代さんに会いに行ってもらえませんか？」と告げる。今さら会いになど行けないと躊躇（ちゅうちょ）する平岡に舞は、「お言葉を返すようですが…」と前置きし、「今、会いにいくべきです」「いつかなんて言ってるうちに2度と会えなくなることもあるじゃないですか」と語り掛ける。その言葉を受けた平岡は道代に会いにいくのだった。

今回の舞の“お言葉返し”は、いつもと違う感じで登場した。強い口調ではあるものの、落ち着いた様子で優しく「今、会いにいくべき」と告げた舞。実は6話では、舞と亡き母との別れについて初めて語られた。そのこともあり、母としての思いを話した道代の言葉に思わず涙を流した舞の姿にも、共感した人が多かったようだ。

SNSでは、「花咲舞も過去に悲しい母との別れがあったから泣けてしまうんですよね」「舞ちゃんの知らなかった過去に号泣しちゃいました」などのコメントが見られた。

さらに今回、泥酔した昇仙峡玲子（菊地凛子）と偶然に出くわした舞が、昇仙峡の亡き恋人・川野（平原テツ）の話を聞かされ涙するという展開もあった。その川野は突然自殺したといい、同期だった相馬が「何も聞いてやれなかった」という後悔の気持ちを抱えていることも明らかに。それぞれに亡くなってしまった大切な人への思いが明らかになったことで「今日は所々ホロリの展開でした・・・」「心にしみる回」「めっちゃ泣けた」「人間ドラマによりフォーカスした回で見応えあった」「いつもと違うテイストで泣けてくる」などの感想が

一方、いつもと違い、酔っ払って素の部分を舞に見せた昇仙峡に対しては、「なんか酔った昇仙峡さんカワイイwww」「酔った時のキャラ違いすぎる笑」「意外な一面にびっくりした！」「別の一面も見えてきて面白くなってきた」など、意外な昇仙峡の行動に大きな反響があったようだ。