東北道3人死亡バスとトラックの衝突事故 検察がトラック運転手に禁固1年6カ月を求刑

2023年5月、宮城県栗原市の東北自動車道で停車していた大型バスに大型トラックが衝突し3人が死亡した事故で、検察側はトラック運転手の男に禁固1年6カ月を求刑しました。

福島県いわき市のトラック運転手、久保光被告(31)は2023年5月、栗原市の東北道でトラックを運転中に停車していたバスに衝突し、運転手の女性と乗客3人を死亡させたとして過失運転致死の罪に問われています。

21日の裁判で検察側は「前方不注意が事故の原因。3人の命を奪うなど過失の程度や結果は大きい」として、禁固1年6カ月を求刑しました。

弁護側は「夜間の事故で故障したバスは発炎筒を使用していなかったため、事故を回避することは難しかった」として、執行猶予付きの判決を求めています。

判決は、7月2日に言い渡されます。

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