古代エジプト展が7月に上海で開催、95%以上の文化財がアジア初公開

古代エジプト展が7月に上海で開催されます。

上海博物館の「世界との対話」文化財芸術展の第4弾として行われる「ピラミッドの頂点-古代エジプト文明展」のプロモーション・イベントが20日、上海で開催されました。今回の展覧会は上海博物館とエジプト考古最高評議会の共催によるもので、7月18日に上海博物館人民広場館で開幕し、翌19日から一般公開されます。

紹介によりますと、「ピラミッドの頂点-古代エジプト文明展」は古代エジプト文化財の海外展示会としてはこれまでで最大の規模で、アジアで最高レベルの展示会であるとともに、中国の国家レベルの博物館がエジプト政府と協力して古代エジプト文明とその最新の考古学的発見を全面的に展示する初の大型展示会でもあります。展示期間は13カ月近くに及び、来年8月17日まで続きます。

古代エジプト展には、ツタンカーメン、アメンエムハト3世およびラムセス2世などのファラオの彫像、セットのミイラのひつぎ、女王の金の装飾、サッカラ遺跡で新たに発見された彩色の木棺、動物のミイラと彫像などを含む古代エジプト文明の異なる時期の貴重な文化財492組788点が展示される予定です。これらの文化財は国立エジプト文明博物館、ルクソール博物館、スエズ博物館などエジプトの七つの重要な博物館とサッカラ遺跡の最新の考古学的発見から選ばれたもので、そのうち95%以上の文化財はアジアでは初めて公開されるということです。

古代エジプト展は「ファラオの国」「サッカラの秘密」「ツタンカーメンの時代」の三つの部分からなり、古代エジプト文明の奥深さを異なる角度から読み解きます。今回の展覧会は上海博物館史上最大規模の特別展で、上海博物館は展覧会の開催に合わせて、人民広場館の1階にある三つの展示室を改造して使用します。総面積3000平方メートルに及ぶ展示空間に、説明パネルや文化財の陳列、デジタル技術により、観衆に臨場感たっぷりの独特な没入型鑑賞体験の場を作り出すとのことです。(提供/CRI)

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