毎朝焼き立てが完売 三笠のフィナンシェ 原点はあの高校

高校生レストランで知られる三笠高校の卒業生が、市内に焼き菓子のフィナンシェ専門店をオープンしました。

フィナンシェ専門店「リルスリール」を開いたのは上西栞さんです。2024年4月、パティシエの夫と2人でオープンにこぎつけました。上西さんの夫は、三笠高校の1期生で、在学中からお菓子作りに没頭。1人で菓子の食べ歩きにフランスに行くなど大のスイーツ好きだと言います。一番人気商品のフィナンシェ・プレーン味は、北海道産の小麦粉と甜菜糖、根釧地区の上質でミルキーなバターをしっかりと焦がして使用しています。味の決め手となるアーモンドは、最高級のスペイン産マルコナ種を使用。生地全体がしっとりし、ねっちりとした食感になるよう2~3日寝かせるといいます。フランスで食べて感動したフィナンシェをイメージして仕上げたそう。

店頭では、毎朝焼き立ての朝焼きフィナンシェも提供しているのも特徴。最近じわじわとファンが増えてきていて、毎日すぐに完売する人気商品になりました。他にも有機抹茶、ショコラ、美唄産のハスカップなど、それぞれ厳選した素材を使った個性豊かなフィナンシェを常時8種類ほど販売しています。

世界中を食べ歩いたフィナンシェ好きの熱意と北海道の素材、そして食の人材を育てる三笠高校という3つの要素が繋がった「リルスリール」のスイーツ。一度味わう価値は十分にありそうです。

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