唐沢寿明、熟年離婚を考えるファンの悩みに助言「30秒くらい見つめ合うとかね?」

イベントに登場した唐沢寿明【写真:ENCOUNT編集部】

「やっぱりお互いに努力しないとね」と持論

俳優の唐沢寿明が21日、都内で行われた映画『九十歳。何がめでたい』(6月21日公開)の完成披露舞台あいさつに草笛光子、藤間爽子、片岡千之助、LiLiCo、真矢ミキ、メガホンをとった前田哲監督ととも参加した。

昨年11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子氏のベストセラーエッセイ集が原作。日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いを綴った本作を、90歳となった草笛を主演に実写映画化する。

大手出版社に務める編集者を演じた唐沢は、舞台あいさつ冒頭、設置されたマイクにおでこをわざとぶつける一幕も。ゴツンと音がすると痛そうになで「大丈夫ですか?」と心配の声。唐沢は「大丈夫じゃありません」とコメントして笑いを誘っていた。

この日はファンから寄せられた悩みに答えていくコーナーが展開。「子どもが巣立って主人と2人きりになるのが不安。熟年離婚もありですか?」との声が寄せられると、唐沢は「2人になるからって熟年離婚を考えるのがどうなんだろう。やっと2人になれたから2人で一緒にできることを考えればいい。お子さんができる前は2人だったわけから。そのときどんな気持ちで2人でいたのか思い返せば……ねぇ?」と投げかける。

続けて「やっぱりお互いに努力しないとね。あっちが悪い、こっちが悪いと言っていたら上手くいかないので。まぁ、あと30秒くらい目と目を見つめ合うとかね? 30秒はもたないかもしれないけど、当時を思い出すかも。『公園に行ってみようよ』とか言い出すかもしれない」とアドバイスを送った。

この日は映画完成を祝って鏡開きを実施。キャストを代表し、主演の草笛が木槌を持つことになったが、リハーサルで勢いよくふたを叩き割ってしまうフライングも。最後はタイトルと同じく「90歳なんてめでたくないですけどね」と自由奔放にコメントして笑いを誘った。ENCOUNT編集部

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