新・天神の顔 来春開業”ワンビル”オフィス初公開

来年春の開業が予定されている福岡市天神の「ワン・フクオカ・ビルディング」、略称「ワンビル」のオフィスフロアが公開されました。

天神の新たなランドマークの16階に入れてもらいました。

パルコや天神ビルを見下ろす高さです。

博多湾を臨む北側に遮るものはありません。KBCの鉄塔も見えます。

能古島もうっすらと見えました。わかります?

旧福岡ビルなど3棟を一体化して建て替中のビルは、地上19階・地下4階建て、延べ床面積は以前の1.6倍となり、西日本で最大規模となります。

記者レポ「窓側に柱がありますが、こちらには柱がなく広々としています」

8階から17階がオフィスフロアです。

公開された9階のオフィスは約661平方メートル。天井高は3mと、一般的なオフィスより30センチほど高くなります。

9階には8つのオフィスが入るそうです。

上や下の階も借りれば、ご覧のように中階段を設けることもできます。

新たな時代のオフィスに欠かせないのが感染症対策です。換気を良くする工夫として外気を常時、窓の上下に設けた「口」から取り入れます。

こんな工夫もあります。スマホアプリで頭上のLED照明一ひとつの「色味」を調整できます。仕事や気分に従い「くっきりした光」から「温かい光」まで細かい度合まで選ぶことができます。

ブラインドには、太陽光を自動で追うシステムが採用されました。強い日差しを遮り、エアコンの使用を抑える効果が見込まれます。

光熱費は建て替える前の3つのビルの合計と比較して年間で42%も削減されます。

入居する会社にも人にも優しい、オンリーワンを目指すビル。オフィスフロアは契約見込みを含め約6割が埋まっているということです。

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