実行役「けんかっ早い」 夫婦殺害依頼疑い仲介役が供述

送検のため、警視庁大崎署を出る平山綾拳容疑者=13日

 栃木県那須町の河川敷で夫婦の焼損遺体が見つかった事件で、仲介役の平山綾拳容疑者(25)が、実行役として殺人容疑で再逮捕された男2人に夫婦殺害を依頼した理由について「普段からけんかっ早く、怖い物を知らない雰囲気があった」と供述していることが21日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁と栃木県警の合同捜査本部は詳しい経緯を調べる。

 捜査本部が21日に再逮捕したのは若山耀人(20)と姜光紀(20)の両容疑者。捜査関係者によると、平山容疑者は、居酒屋で依頼した姜容疑者はその場で応じたと説明。電話だった若山容疑者は「ちょっと考えさせて」と迷った様子だったが「今決めて」と促すと応じたという。

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