上海が新たな観光カードを発行、外国人観光客の支払いに利便性を提供

上海では19日に新たな都市観光カード「上海パス」が発行されました。

中国を訪れる外国人観光客のモバイル決済や予約の際などの不便さを解消するため、上海では19日に新たな都市観光カード「上海パス」が発行されました。それにより、交通カードの利用、文化・観光入場券の購入、デパートやスーパーでのショッピングなどがいっそう便利になり、外国人向けの決済サービスと支払いの利便性がより一層向上しました。

新バージョンの「上海パス」の購入には実名は不要で、上海市の公共交通や一部の観光地、文化・博物館などの関連施設への入場、またデパート、スーパー、コンビニでの支払いなどに利用できます。「上海パス」を持っていれば、中国国内の330以上の都市で公共交通の利用が可能です。このカードはプリペイドカードで、予め入金しておき、使い終わった場合は残額の払い戻しができます。

観光客は上海の2カ所の空港、交通カード販売営業所で「上海パス」の購入、入金、返金、その他の手続きができます。

「上海パス」は今後、利用できる範囲をスポーツの観戦やスポーツ施設の予約、レジャーなど、より付加価値の高いサービスまで広げるとともに、より多くの都市での文化・観光・買い物などでも使えるようになり、外国人や高齢者などの支払いに伴う環境を改善します。(提供/CRI)

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