先週、乱闘騒ぎがあった台湾の立法院が21日に再開し、一触即発の状態となっている。
日本の国会にあたる台湾の立法院では、討論や採決のたびに怒号が飛び交い、緊迫した状況。
5月17日、議会の権限を拡大する法案の強行採決をはかった野党と、阻止しようとする与党が衝突し、6人がけがをする異例の事態となった。
立法院では、2024年1月の選挙で与党民進党が少数与党に転落し、中国と距離の近い最大野党・国民党に議会の主導権を握られている。
台湾では20日、民進党の頼清徳氏が新たな総統に就任したばかりで、混乱の船出となっている。