真庭高校と笠岡工業が再編基準に該当 岡山県教委が統廃合を前提に行動計画策定へ

岡山県教育委員会が定める県立高校の再編基準に真庭高校と笠岡工業が該当しました。県教委は統廃合を前提とした行動計画を2024年度中に策定することを明らかにしました。

岡山県教育委員会が岡山県議会の文教委員会で真庭市の真庭高校と笠岡市の笠岡工業高校が再編基準に該当したことを報告しました。

県教委の基準では2023年度以降、1年生の生徒数が2年連続で100人未満だった高校は再編整備の対象になります。

県教委は該当した2校について統廃合を前提とした行動計画を2024年度中に策定することを明らかにしました。

行動計画にはどの高校と統合するかやいつから始めるかなどが盛り込まれます。

また、2025年度以降、計画に基づいて県教委や自治体などで作るプロジェクトチームを設置し、統廃合後の学科や校舎の設置場所などについて検討するとしています。

議員からは「子どもの数が減る中で魅力ある学校をどう作ろうとしているのか。特色ある学校づくりをもっと戦略的に考える必要があるのではないか」などの意見が出ました。

県教委は「学校の特徴と生徒のニーズを考慮しつつ、地域の意見を聞きながら行動計画の策定を慎重に進めていきたい」としています。

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