市川実日子&中島歩の「À Table!」続編が決定。ジュン&ヨシヲ夫婦が過ごす穏やかな日常を優しいまなざしで描く

市川実日子が、BS松竹東急で7月3日にスタートする水曜ドラマ23「À Table!~ノスタルジックな休日~」(水曜午後11:00)で主演を務め、中島歩と夫婦役を演じる。

「À Table!~ノスタルジックな休日~」は、2024年1月期に歴史料理研究家・遠藤雅司氏のレシピ本「歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる」をドラマ化し、BS松竹東急でオンエアされた「À Table!~歴史のレシピを作ってたべる~」の続編。

東京・吉祥寺から徒歩20分のところに住む結婚15年目の藤田ジュン(市川)とその夫・ヨシヲ(中島)が織り成す、自然体な会話の中に散りばめられた心に残るセリフや、各話で作る歴史のレシピの世界に夢中になる人が続出。優しさあふれる空気感とストーリーが話題となり、第39回ATP賞ドラマ部門の奨励賞を受賞するなど、高い評価を得た。

新作では、都心にある静かで落ち着いたノスタルジックな場所に夫婦で訪れたり、祖母や母親たちの読んでいた「暮しの手帖」のレシピを基に、ジュンとヨシヲが、昔懐かしいご飯を作ったりする。時の流れや季節を意識し、“不思議な哲学”を織り交ぜながら、当時の人々が大切にしてきたものや、日本人の優しさをあらためて感じる物語が紡がれる。ドラマとドキュメンタリーを融合したような、少し変わった“東京案内”も魅力の一つだ。日本ならではの季節を大切にした料理や東京散策など、癒やされながら知的好奇心も満たされる作りとなっている。

引き続き主演を務める市川は「今回の『À Table!』は季節が巡り、美しい春の光の中で撮影しました。原案の『暮しの手帖』のレシピは、たどれば手が届きそうな時代、私の祖母や母が懐かしいと思うような時代のご飯です。でもそのおいしさは、昔懐かしいご飯ではなく、一口ごとに目をつぶって味わいたくなるような、優しくてしゃれている味がして、でも安心する。そういうご飯でした」と紹介。

また「今回、ジュンは“時間”という旅をしながら、ヨシヲや近しい人々と、いろいろな場所へお出かけします。個人的にまた伺いたいと思っているくらい、すてきなところばかりでした。すてきなところには、すてきな方々がいらっしゃいました」と振り返り、「作品というのは、現場のスタッフの方はもちろん、本当にたくさんの方々の思いがあって作られていることを、あらためて感じることができました。撮影中、いい作品になりますようにと願いながら毎日を過ごしていましたが、今もその思いは続いています。7月の放送を楽しみにしていただけたら、うれしいです」とアピールしている。

中島も「続編というのは自分にはあまり経験がなく、制作が決まった時はうれしかったです。いや、というよりホッとしました」と率直な心境を述べる。加えて「前作はセリフとアドリブが混在し、手探りで作っていたのでドラマとして成立するものか心配でした。続編が決まったことは皆さまに喜んでもらえた証しだと思いホッとしました。しかし、撮影前からホッとするのもおかしな話で、案の定、撮影は山あり谷あり、クタクタになって終えました。それでも作ることができてよかったと、もう既に思っています」と苦労があったことも明かした。

そして、「今作はさらに見応えのある作品になったと自信を持って言えます。まずは面白い場所にたくさん出かけました。しかも、4月という最高の季節に撮影することができました。春の最高の光に照らされたロケーションは“眼福”といって差し支えないでしょう。さらに、ジュンとヨシヲのユーモラスかつチャーミングなやりとりも前作にも増して楽しいはずです。自分で言うのも何ですが、でも一番そこを頑張りました。そして『暮しの手帖』のレシピから作ったご飯は、皆さまの食欲をこれでもかと刺激するでしょう。今作が皆さまの日常の中に幸せを見つけるヒントになればと思って、スタッフ・キャスト一同、一生懸命作りました。お楽しみに」とアピールしている。

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