「人口の約3割は高齢者」岡山・里庄町に認知症の人や家族を地域住民がサポートする「カフェ里ちゃん」オープン

人口の約3割を高齢者が占める岡山県里庄町で、認知症の人やその家族を地域住民がサポートするカフェがオープンしました。

里庄町中央公民館にオープンした「カフェ里ちゃん」です。認知症サポーター研修を受けた住民スタッフなどが、悩みを聞いたり相談に応じるほか、地域交流の場として活用されます。

初日のきょう(21日)は地域の高齢者が来店し、自己紹介をするなどし交流を楽しみました。人口1万人あまりの里庄町では高齢化率は3割を越えています。

(カフェを運営するチーム里笑 小川時子さん)
「自分の両親が認知症になってしまったことをきっかけに勉強させていただいたんですね。そういうことを経験した人たちが何かできることはないかということで」

これまで里庄町では、行政が認知症の予防教室を開催していましたが、カフェは地域住民が主体となって気軽に立ち寄れる場所をめざしました。

(来店した人)
「いろんな人の顔が見えてなあ、それからわきあいあいしとるけん、僕はもうこれ最高じゃないかと思います」

「カフェ里ちゃん」は、毎月第3火曜日に開設されます。

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