進むか「エネルギーの地産地消」 メタンガスで発電施設で本格稼働 生ごみの資源化を推進

食品廃棄物から発生させたメタンガスで発電する施設の本格稼働が福岡市で始まりました。

市内では初めての施設で生ごみの資源化を推進します。

食品廃棄物を微生物の力で発酵

福岡市西区の福岡バイオフードリサイクルでは21日、発電式が開かれました。

この施設は食品廃棄物を微生物の力で発酵させ発生したメタンガスで発電するもので、一日最大100トンの食品廃棄物を受け入れます。

RKB 竹井りさリポーター「ごみの受入場所は二重構造などの臭気対策がなされていて、こちらではほとんど臭いを感じることはありません」

一般家庭2700世帯分を発電

年間発電量は約1万2000メガワットアワー。一般家庭で2700世帯分程を見込んでいます。

食品廃棄物からメタンガスを生成し発電する施設は福岡市では初めてです。

福岡バイオフードリサイクル・代表取締役 中川浩臣さん「食品廃棄物の削減とエネルギーの利用を通じて循環型社会を形成していきたいと思っています」

発電した電力は市内の事業者に売電する計画で「エネルギーの地産地消を目指す」としています。

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