32年前、福岡県飯塚市で小学生の女の子2人が殺害された、いわゆる「飯塚事件」をめぐる2度目の再審請求について、福岡地裁がその可否の判断を来月5日に出すことがわかりました。
1992年、当時小学1年生だった女の子2人が誘拐され殺害された飯塚事件では、久間三千年元死刑囚(執行時70歳)が殺人罪などに問われ、一貫して無罪を主張する中で死刑が確定し、2008年に刑が執行されました。
久間元死刑囚の妻は、2021年に2度目の裁判のやり直しを求める再審請求を申立て、今年2月、福岡地裁での審理を終えました。
弁護団によりますと、この再審請求を認めるかどうかの判断を、福岡地裁が来月5日に出すということです。
弁護団は、2度目の再審請求の審理で、事件当日、殺害された女の子2人を最後に目撃したとされる女性が2人を見たのは「別の日」だったという新証拠を提出しています。
今年2月の会見で弁護側は「この新証拠は有罪を覆す柱になる」と主張していました。