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福岡県北九州市で見つかった旧門司駅の遺構について日本イコモスなどは、現地での全面保存を求める要望書を市に提出しました。今後「ヘリテージ・アラート」の発出に向け、準備を進める方針です。
市は今年度中に着工の方針
21日午後、日本イコモスや日本考古学協会など11の団体が、北九州市役所を訪れ要望書を提出しました。
要望書では、複合公共施設の建設予定地で見つかった旧門司駅の遺構について現地で全面保存することなどを求めています。
市は、追加の発掘調査を行ったうえで記録保存し、今年度中に工事に取りかかる方針を示しています。
都市史学会 中野隆生 会長「この遺構をうまく活用し保存することができれば模範的な事例になります」
日本イコモスは今後、文化遺産を守るための緊急声明「ヘリテージ・アラート」の発出に向けて本部と準備を進めていく方針です。