【解説】石川県の創造的復興プラン 今後のスケジュールは?

市川 栞キャスター:

「今回、様々な対策が盛り込まれた補正予算案ですがその一方で県はきのう、今後の「復興プラン」の最終案を公表しました。」

「ここからは担当の平田記者です。」

「今回、この最終案では13の取り組みが盛り込まれましたね。」

平田 真彦 記者:

「『復興プロセスを生かした関係人口の拡大』などが掲げられこれらの方針をもとに進められることになります。」

市川:

「13の分野があるということですね。ただ、被災者にとっては今後のスケジュールが気になると思いますが、どうなっているんでしょうか?」

平田:

「はい、プランではインフラや学校、農地など分野ごとにスケジュールが示されています。」

「例えばこちらは道路などの工程表です。来年度中に応急復旧を完了させ4年後には本復旧が完了。その後、施設の強靭化を行う予定です。」

市川:

「本復旧の期間を見ると4年後、なんですね。」

平田:

「はい。県に聞いたところ「被害にあわせた対応のため検討を進めていて、当面の目標としてこの期間を設定した」としています。」

市川:

「そして、もうひとつ、水道はどうでしょうか?」

平田:

「下水道についてはマンホール管の浮上対策などを4年後に終えその後に主な管路の耐震化などを行う予定です。」

「耐震化は地震の前から進められてきましたが計画を見直し優先順位をつけて対策するとしています。」

市川:

「そして「農地」の工程表ですね。」

平田:

「はい。大きな被害が確認されている農地や農業用施設などについては今年度中に被害調査や応急工事の設計を終え復旧は2026年度末を目標としています。」

「これらの案は県のホームページに掲載されていますので、被災地の今後を知る意味でも目を通すことは大切なことだと思います。」

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