通算203勝の堀内恒夫氏が日米通算200勝のダルビッシュ有に賛辞「すごいことですよ」

堀内恒夫氏

巨人元監督で評論家の堀内恒夫氏(76)が21日、自身のブログを更新。日米通算200勝を達成したパドレス・ダルビッシュ有投手(37)を祝福した。

冒頭で堀内氏は「おめでとう! しかも先発だけで成し遂げた記録これは凄いことですよ。立派なもんだ」と右腕を称賛。「200は通過点としてこれからも1つ1つ勝ち星を重ねていってほしい」と今後の活躍を期待した。

その上で「俺の通算成績は203勝」「リリーフで登板して勝った試合もある」と自身の現役時代を振り返った。

改めて右腕の偉業をたたえた堀内氏は「これは長嶋さん、王さんを始め野手のみなさんのおかげで到達できた数字」と謙遜すると、「とは言え当時のテレビ中継は巨人戦だけということもあり、投げ合う相手はいつもエース級のピッチャーでここぞとばかりに目の色変えて投げてきた。ライバルにも恵まれた。やりがいもあったけどしんどい試合ばかりだったね。いろんな思い出が詰まった203勝ですよ」と懐かしそうに振り返った。

ここで堀内氏は日本球界に目を向け、「残念ながら日本の今の中6日というシステムでは、200勝に到達するのは不可能に近いだろう」と冷静に指摘した。

ダルビッシュの〝弟子〟で巨人の若きエース・戸郷翔征投手(24)が「僕も目指したい」とコメントしたことを受け、「おい、今のままじゃ追いつかないぞ(笑)」とOBとしてハッパ。「到達するにはまずとにかくたくさん投げること。それしかない。期待していますよ!」と結んだ。

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