地震からの生活再建・なりわい支援が柱 石川県の6月補正予算案742億円

石川県の6月補正予算案がきょう、発表されました。

能登半島地震からの生活再建や生業の支援、そして成長戦略を柱とした費用が盛り込まれています。

県の6月補正予算案は一般会計でおよそ742億340万円、当初予算からの累計は1兆1843億円あまりとなっています

能登半島地震の対応には393億4300万円あまりを計上していて、今回、液状化などの被害を受けた宅地の復旧に向け、新たな支援事業を創設しています。

熊本地震の制度を参考にしていて、1200万円までの工事費に対し、県からは最大766万円が補助されます。

馳知事:

「どういう手法をとっていくらかかるのか、具体的な数値を出せる状況にはなっていません。まずは一般財源でやるしかない」

また、のと里山空港の第1駐車場内に10月頃から仮設のフードコートが設置されます。付近では災害ボランティアの宿泊拠点が稼働する一方、周辺に飲食店が少なく、被災した飲食事業者が出店することで生業の支援にもつなげます。

そのほか、県の成長戦略に関する予算では産業のDX化やデジタル活用の基盤整備が盛り込まれていて、348億6000万円あまりを計上しています。

6月補正予算案は今月28日から始まる県議会に提出されます。

© 株式会社テレビ金沢