カズ帰国 来季はプロ40年目に「大したもんだよ、カエルの小便ですね」

ポルトガルから帰国した三浦知良

ポルトガル2部オリベイレンセのカズこと元日本代表FW三浦知良(57)が21日に帰国し、プロ40年目を迎える来季について語った。

J2横浜FCから期限付き移籍の期間を延長して2シーズン目の今季は、公式戦で6試合に出場したが無得点に終わった。

到着した羽田空港で取材に応じたカズは「ゴールにこだわって今季戦ったが、出場機会も少なかったし、ゴールという結果も挙げられなかった。残留争い(チームは15位)もずっとしたので、チームとしても個人としても厳しいシーズンだった。悔しさがほとんどだった」と振り返った。

今後についてはオリベイレンセの残留は「そういう話もゼロではない。可能性は低いけど」としつつ、国内移籍を視野に入れて「そうですね。そんなにたくさんの選択肢があるわけではないと思うので、自分がどこでどういう生活をして、サッカーをしながら幸せに感じるかが大事だと思う。いろんな決める条件が自分の中にあるので、しっかり休んでから考えたい」と語った。

来季も現役続行ならプロ40年目の大台となる。それを指摘されると「へ~大したもんだよ、カエルの小便ですね、これ」。大好きな「男はつらいよ」の主人公・寅さんの名ゼリフを出して感慨もひとしおの様子。「現役生活40年というのは数字的にはありえないかもしれないけど、自分の中では普通にプロになったのは1986年で、僕にとってはその前と後ろという感じ。プロになってからは本当にあっという間に過ぎてここまで来た。次の目標に向かってやっていきたい」とまだまだ現役続行に強い意欲を見せた。

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