圧巻の演技で話題!『ミッシング』森優作が吉田恵輔監督と23日のティーチイン付き上映会に登壇

吉田恵輔監督、森優作 - (C) 2024「missing」Film Partners

ヒメアノ~ル』『空白』などの吉田恵輔(※吉は「つちよし」)監督が石原さとみと初タッグを組んだ映画『ミッシング』(公開中)。本作で主演の石原、中村倫也青木崇高に並んで「はまり役」と注目を浴びているのが森優作。その彼が23日、吉田監督と共にユナイテッド・シネマ豊洲で行われるティーチイン付き上映会に登壇する。

主演の石原が吉田監督に直談判して役を射止めたことでも知られる本作。失踪した幼い娘を捜し続ける母親・沙織里(石原)が、マスコミの報道により世間の注目を浴び、いわれのない誹謗中傷を受け追い詰められていくさまを追う。初日から3日間で約7.5万人の観客動員を記録し、映画週末ランキングで初登場7位の好スタートを切った。客層は20代以上をメインに、30~50代女性が目立つ格好となった。

森が演じるのは、沙織里の弟・圭吾。人と関わるのが苦手で這いつくばるようにして地道に生きてきた彼が、沙織里と同じくマスコミの“餌食”となり、人生を狂わされていく。そのドキュメンタリーと見まがうような生々しい演技が高い評価を受け、SNSでは「一番の収穫」「この作品で初めて知った」「泣かされた」と話題沸騰だ。

森は出演にあたり「クランクインした日、現場全体に自己紹介の挨拶をした後、吉田監督に「芸能人を見に来られた方ですか?」と言われたんです。そのときに、自分はこの作品において、通りがかりの市民みたいな素のままのトーンでいればいいんだなとわかったというか。それを求めて呼んでいただいたということを感じて、圭吾としてはできるだけフラットにいることを大事にしようと思っていました」とコメントを寄せていた。

現在放送中のドラマ「約束 ~16年目の真実~」では内向的で怪しい空気をまとう雑貨屋店主を演じる森。映画では塚本晋也監督作『野火』(2015)や、『佐々木、イン、マイマイン』(2020)、『花束みたいな恋をした』(2021)、『ゾッキ』(2021)など。ドラマではNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016)「半分、青い。」(2018)や、ドラマ「オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ」(2021)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022※阿野時元役)、Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン2のどくぼう回(2022)や「ヒヤマケンタロウの妊娠」(2022)などに出演。6月に映画『輝け星くず』の公開を控えている。

イベントでは当日は森と吉田監督が、公開後だからこそ話せる撮影エピソードなども盛り込んだトークを展開する。ユナイテッド・シネマ豊洲で23日17時からの上映終了後に登壇予定。(石川友里恵)

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