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高度な知識を持つ群馬大学医学部附属病院は、各地の病院をサポートするため、専門医がいない中山間地域などの効率的な診療につなげるオンラインシステムの本格運用を始めました。
5月21日は、本格運用の開始にあわせ報道機関向けのデモンストレーションが行われ、群大病院と長野原町にある西吾妻福祉病院をオンラインでつなぎ、患者を受け入れるまでの手順を確認しました。
群大病院が独自に開発したこのシステムは、ビデオカメラを搭載したウェブ会議で電子カルテの情報やCTスキャンの画像を共有することが出来ます。また、患者の情報を扱う上で重要なセキュリティ面も専用のサーバーを使うなど安全性を確保しているということです。
県内では、中山間地域を中心に脳卒中や心臓の専門医がいない地域があり、これまでは電話で患者の状態を伝え高度な知識を持つ群大病院などで受け入れていました。
このシステムの導入により画像を含めた詳細な情報を共有して確認できるほか、事前に処置の準備をスムーズに進めることが出来ることから患者の負担軽減も期待されています。