日本赤十字社群馬支部 能登半島地震の救護活動を報告

能登半島地震の被災地で医療救護活動などを行った日本赤十字社群馬県支部の看護師による講演会が前橋市内で開かれました。

講演会は、赤十字の人道的活動を資金面から支援している県赤十字有功会の総会後に開かれ、会員ら約100人が参加しました。講師を務めたのは原町赤十字病院の看護師長・関美喜男さんです。

関さんは、能登半島地震の発生直後の2024年1月、日本赤十字社群馬県支部の救護班として被災地に派遣され、石川県珠洲市で初動段階から被災者の対応や医療救護活動をおこなってきました。

講演で関さんは、救護所の運営や避難所の巡回診療、被災者の心理的な支援など現地での活動について報告しました。その上で「実際の被害状況は想像以上だった」と話し、医療救護活動の現場においては、情報収集とチームワーク、それに災害時の医療マニュアルの作成など日頃の備えの重要性を訴えました。

会場を訪れた人達は関さんの話に耳を傾け、被災した時の備えについても改めて確認していました。

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