【パリ五輪代表内定】体操・岡慎之助選手らを育てた「おかやまジュニア体操スクール」小学生時代の写真も【岡山】

岡慎之助選手と土井陵輔選手が体操を学んだスクールが岡山市南区にあります。岡選手と土井選手の強さの秘密とは…?
ジャーナリストの春川正明さんが現地で取材しています。

(春川さん)
「この写真は、岡(慎之助)選手が小学校6年生のときに世界の大会に出たときの写真です。小さくてかわいいですね。この子(岡 慎之助選手)が、今度、五輪代表選手に決まりましたということで、岡山市南区にあります『岡山ジュニア体操スクール』にお邪魔しています。

今、ちょうど選手の人たちが練習をしているところです。このスクールには150人ほどの選手がいまして、中・高校・大学でも競技を続ける予定の『選手コース』の皆さんが熱心に練習をしています。

ということで、岡選手と土井選手を育てられましたスクールの三宅代表に来ていただきました。よろしくお願いします」

(三宅代表)
「よろしくお願いします」
(春川さん)
「おめでとうございます。」
(三宅代表)
「ありがとうございます。ほっとしてます」
(春川さん)
「現地でも実際に応援に行かれたということですが、見られていていかがでしたか」
(三宅代表)
「いやあ、まあ、ほぼ私の中では『いける!』ともう確信はしていたんですけど、でも最後の最後まで何が起きるかわからない。でも、最後まで美しい体操をやってほしいっていうことを、応援していてずっと感じてました」

(春川さん)
「岡選手は小さいところからずっと練習を見てこられたということですが、どういう選手だったんですか?」
(三宅代表)
「いやー、どういう選手というか…体操選手には本当に見えなくて、小さくて頭が大きくてという感じだったので、慎之助くんをどうやって見栄えよくするか、動きをちゃんと作ろうかっていうところはすごく考えました」

(春川さん)
「初めて見たときから、この子は将来五輪選手だというような才能にあふれた選手という感じではなかったんですか?」
(三宅代表)
「いや、全くなくて。ただ、優れていたのは、コツコツコツコツ指導したことはやっていくっていうのが慎之助のいいところだと思います」

(春川さん )
「その一方で土井選手はどうですか」
「土井選手は、陵輔は、どちらかというと、もう落ち着きがない。もう常に器具をさばって(触って・つかまって)練習していて、練習の回数で上達したということで」

(春川さん)
「お2人はすごく対照的な選手なんですね」
(三宅代表)
「そうですね。慎之助にとっては、陵輔くんがちょっとウロウロしているなと感じていたのではないでしょうか」

「体操王国」ともいわれる岡山 なぜ強い?

(春川さん)
「ところで、岡山といえば数々のメダリストを生んだ体操王国とも言われてます。岡山の体操の強さとか秘密って何だと思いますか?」
(三宅代表)
「やはり指導力と応援してくれる人たちがたくさんいるっていうことが大きいと思います」

(春川さん)
「指導力というと、具体的にはどういうことを最も大切にして指導されているんですか?」
(三宅代表)
「やはりその、ポイントっていうところを常にやるっていうことと、基本練習っていうのを欠かさずに毎日毎日それを練習で取り入れる。反復練習しているっていうのが大きいと思います」

(春川さん)
「子どもたちはこういう厳しい練習をしてますけど、この選手コースというのは、彼らの中からも将来五輪の選手が出るかもわからないとうことですよね」
(三宅代表)
「はい、もちろん。もう、先輩が証明してくれたんで」

(春川さん)
「それでは、ちょっと五輪に向けて…皆さん練習中申し訳ありませんが、ちょっと集まってもらえますか?
パリ五輪ももう近くなってきましたけども、今度ね、先輩の岡選手が五輪に行くことになりましたが、先輩が五輪に行くということに向けてどう思いますか」

(選手)
「慎之助くんは本当に綺麗な体操をしていて自慢の選手なので、本当に頑張ってほしいです」
(春川さん)
「三宅代表の方からも、五輪に向けて岡選手にエールを送っていただけますでしょうか?」
(三宅代表)
「はい。当然メダルは絶対にっていうことと、やはり慎之助の持ち味は綺麗な体操なんで、それを世界中にアピールしてもらって、手本になるような動かし方、体操を行ってほしいと思います」

(春川さん)
「それでは子どもたちからも岡選手にエールを送ってください。お願いします」

(選手たち)
「慎之助くん!金メダル目指してがんばれ~」

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