川口市ベトナム人男性刺死 殺人の疑いで男を再逮捕/埼玉県

 4月、川口市のマンションでベトナム国籍の男性が刃物で刺され死亡した事件で、県警は入管難民法違反の不法残留の疑いで逮捕したベトナム国籍の30歳の男を21日、殺人の疑いで再逮捕しました。

 再逮捕されたのは、ベトナム国籍で住居不定・無職のチュ・バン・ビエット容疑者(30)です。

 チュ容疑者は4月29日午後9時ごろ、川口市朝日のマンションでベトナム国籍のズオン・テ・ゴさん(33)の胸などを刃物で複数回刺し、殺害した疑いが持たれています。

 県警の調べによりますと、チュ容疑者は、事件当日、生活拠点としていたさいたま市大宮区にある友人の家から川口市にあるズオンさんのマンションに向かったことが防犯カメラなどから判明していて、ズオンさんが仕事から帰宅するのを待ち伏せしていたとみられます。

 調べに対し、チュ容疑者は「私は何も知らない」と容疑を否認しています。

 県警はズオンさんとチュ容疑者の間に何らかのトラブルがあったとみて動機などを調べています。

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