殉職した赤十字救護員 追悼式/埼玉県

 日中戦争と第2次世界大戦で戦地に派遣され殉職した赤十字救護員の追悼式が、さいたま市内で行われました。

 県内からは、676人が赤十字の救護員として戦地に派遣され、このうち32人が殉職しました。

 日本赤十字社埼玉県支部が毎年開いている追悼式には、遺族や、日本赤十字看護大学さいたま看護学部の学生など175人が参列し、殉職した救護員に黙とうを捧げました。

 このあと、日本赤十字社埼玉県支部の支部長を務める大野知事が「戦争の悲惨な記憶を絶対に風化させることなく、命の尊さ、平和の大切さを語り継いでいくことが、今を生きる私たちの重要な責務であると思っています」と追悼の言葉を述べました。

 そして、遺族らが献花を行い、殉職した救護員に哀悼の意を表するとともに、平和への祈りを捧げました。

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